- 期日:2021/2/20
- 山域:阿寺山
- ルート: ジャバミ沢
- 参加者:奥田、忍足(投稿)
- 天候:先日夜は降雪あり。当日は日中気温が高く、ほぼ無風、快晴。
- 行程:8:00広堀川橋付近-11:00阿寺山山頂-13:30広堀川橋付近
21日(日)を予定していたが、気温が急上昇するとの天気予報のため、急遽20日(土)へ日程変更。
車留めには、7:30既に十数台の車があり、阿寺山の人気が伺えた。スキースノボ9割、登山1割といった感じ。
8:00 準備をして、出発。広いふかふかの雪が柔らかくのった雪原を歩く。シンと美しい雪原風景はスキー滑降目的を忘れるくらい綺麗。
暫く行くと、尾根の基部に。今日はこの尾根を山頂まで登る。ところどころ急な斜面はあるものの、しっかりと付いたトレースはスキー向けで非常に歩きやすい。
奥田氏は、パウダーを期待してシール幅があっていない太板(重い!)、兼用靴でなく、可動域のないアルペン靴(硬い!)で圧巻のハイクアップ。「滑るすべるー!」とずりずりとバックしながらも見事に耐えて登る。スキーが上手な方は登りも上手。いいなぁ。いや、この位のハンデいただいても良いでしょう。
尾根上のハイクアップは終始、太陽の光に映える極上の景色がつづく。振り向けば、春を思わせる茶のまじった雪の平原とその向こうの山々。左手にはごつごつとした岩の稜線と雪庇の美しい八海山。行く手は、青い空、木々の枝には雪がつき、標高を上げるごとに樹氷のようなに白い枝となり、ふわりとのった雪の斜面、青と白のコントラストが天国への道を思わせる。ただただ美しい。
11:00 山頂へ。風はなく、広々とした山頂。駒ヶ岳、中岳など360度の大パノラマに疲れと汗がふっとぶ。今日登った方は、みなさま感無量といった感じで景色に魅了されているよう。にこにこだ。こんなに平和で美しい山頂は久々!天上です。
11:30 滑走開始。写真パチリパチリとのんびりしていると、奥田氏はもう準備万端。すみません。滑る方向を確認し、天上を後に出発。登ったルート付近を戻り、無木のなだらかな雪面をジャバミ沢方面へ。
少し斜度のある北向きの樹林内のパウダーを滑る。降りたところで振り返り、「この斜面も滑りたいなぁ」と奥田氏。気温が高く、ここより下部は重くなっていそうだったので、登り返して、美味しいパウダー斜面をおかわり滑走。よきかな。
引き続き、沢方面に滑り降りていく。暫く少し重めだが尾根上パウダーを堪能。その後は沢に合流、かっこいい沢滑降を期待するも、雪が湿ってコントロールが難しい。腿がパンパン、更に下部ではストップ雪に転がりながら、車まで流す。修行だ。
13:30 車留めへ帰着。温湯の天然かけ流し温泉に立ち寄り、さっぱりして帰途へ。
色合いの美しい快晴の雪景色と山頂からの滑走は充実した山スキー旅になった。
日程調整に快諾頂いた方々に深く感謝いたします。
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