日時:2021年11月21日(日)日帰り
天気:曇り時々晴れ
メンバー:伊三雄監督、久米SL、中西CL、忍足(投稿)
コースタイム: 7:30大平駐車場~8:30避難小屋~(下山迂回路)~9:30登山道から離脱~10:00旗立岩中央稜取付き~10:20登攀スタート~12:20終了点~登山道~12:30第一岩稜取付き~13:30乾徳山山頂(ランチタイム)~13:50下山スタート~15:00大平駐車場
4月から登り続けた小一の壁。子供が何とか落ち着いて通学し始めて一段落。気づくと体力も気力もヨレヨレ加齢状態。飛び入りで参加させていただいた10月の八ヶ岳稲子岳クライミングでは、登れずに悔しい思いをしました。と共にアルパインクライミングの楽しさを再体験。早速、伊三雄監督のスケジュールを抑えさせていただき、入門乾徳山マルチピッチクライミングを計画しました。
懸垂なしアプローチを経験済みの頼れる中西CLと、技術大臣、久米SLにご参加いただき、平均年齢高め(←失礼)チームで楽しく登ってまいりました。
大平駐車場(800円)に駐車して、寒空の中、出発です。※中西CLが以前にとめたもう少し上の2,3台分のスペースは現在、動かせない石達でふさがれていて、利用不可でした。冬の登山道は、かさかさと落ち葉の絨毯が素敵です。歩きやすいです。
1時間ほどで避難小屋に到着。とてもきれいです。ここで鍋パーティ目的で泊まる方もおられるとか。トイレも3つと豪華?トレペは持参が必要です。周りもなだらかでテント泊も楽しそうな雰囲気。
ここで、登山道が2手に分かれます。今回は、左の下山迂回路を標高1980m付近まで登ります。
更に1時間ほど登ると、取付きへの登山道離脱ポイント(黄色のテープあり)に到着です。右の斜面をトラバースして右手にゆるく登りつつ、取付きを目指します。がさがさと突き進む中西CL。アドベンチャー、楽しいです。ところどころ赤旗があり助かります。終了点は、雨乞岩なので、こちらの位置とGPSなどから探っていきました。
取付きに到着。4人のパーティが登る準備をしていました。懸垂アプローチされたとのこと、稜線は風が強く飛ばされそうだったと、恐ろしい情報をいただきました。
久米さん「もっとおおきい壁かと思いました~」。いえいえ、十分です。思ったより寒いし空は雲がいっぱい。緊張。ぐっとぱで、組みを決めて、登攀の準備を各人開始。気合十分です。
1P 30m、5.6、「小ハングを右に超え、続くリッジをピナクルまで登る」(マルチピッチルートスーパーガイドより)
前のパーティが順番を譲ってくださいました。
伊三雄・中西パーティが先行。「初めての人は1Pをリードした方が良いですよ!」と中西CL。伊三雄監督がリードします。雲が多く、風が強く寒い。「指の感覚がない~」と伊三雄監督。
それを見ながら、カイロをチョークバッグに仕込む久米SL。準備不足大変申し訳ありません。人数分カイロを持ってくるべきでした。それでもさくさくとリード完了。お流石です。中西CLも続きます。
久米・忍足チームは後発。
忍足リードを無理やりご快諾いただきました久米SLに感謝いたします。
残置ハーケンが沢山あり、カムを使いませんでした。ハングっぽい個所を目指して登りました。ハングはよいしょっと乗り越して、リッジを右へ。久々の高度感に少しめまいがしながらも、意外と手足があり、迷わずに登れました。アルパインヌンチャクの使い方を忘れて、伸ばさずかけたり、怖いので沢山かけて、10本のヌンチャクを使い切ってしまいました。ロープは重いし、終了点の確保どうしようかなと思案しながら登ります。伊三雄監督が終了点でメインロープで岩にセルフを取る方法を教えてくださり、大変勉強になりました!
「意外と高度感ありますね~」と余裕の表情で久米SLが上がってきました。ボディビレイをしていたので、そのまま2Pへ継続、パワー全開です。登るに連れお日様がでて、温かくなり、富士山もお目見え。安心。
2P 40mⅢ
忍足が1Pの終了点についたころには、先発中西CLは2Pリードを開始、続きて伊三雄監督がさくさく登って行かれました。さらに久米SLも続きリード、カム3番1つ、残置ハーケン1点でさらっと終了点へ。
3P 20mⅢ
終了点のペツルボルト2つがキラキラとまっている。伊三雄・中西チームはもう見えない。完登して、登山道へ出た模様。残置ハーケン1点利用して、ペツルへスタスタ(←のつもり、見た目は多分ノロノロ)まっしぐら。付いたら、伊三雄監督と中西CLが手を振って応援してくれていました!富士山をバックに素敵なリッジクライミングです。
終了点から、登山道までロープをつないだまま、少し登って旗立岩クライミングをコンプリート。ロープを一旦束ね、クライミングシューズのまま、登山道を山頂に向かって進み、山頂直下の鳳岩を左にトラバース気味に降りて、第一岩稜の取付きへ。
第一岩稜 1P 40mⅢ
中西SL颯爽とリード。ルートが如何様にも取れ、少し迷うようです。
乾徳山山頂
第一岩稜を登るとすぐに山頂でした。乾徳山山頂は割合と狭いのですが、クライミングでド山頂に着くなんて初めてです!楽しいです♪ランチタイム中にだんだん雲行きは怪しくなっておりました。
登山道で下山
一般登山道の鎖場を降りるのが怖かったです。年々、動体視力が落ちています。そして自分ぼ膝が信じられません。その後は広々としたすすき野原を通り過ぎ、落ち葉の道を下りました。
大きな岩で余力を見せる、伊三雄監督と中西CL。私は足がもうガクガクです。こっそりアミノバイタル4000飲んだのに。
大平駐車場にリターンイン。
無事に帰ってこれましたー!一安心。膝よ、頑張ったー!
皆様、ご一緒いただき、そしてたくさんのことをご教授頂き、本当にありがとうございました!
アルパインクライミングは、とても楽しいです!特に今回は、麓から山頂に着き上げることができ、また、コケコケせず、高度感があり、爽快な登攀となりました!是非またご一緒いただけますように、少しずつでも登り続けたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
帰りは、伊三雄監督おすすめの「ほったらかし温泉」に立ち寄り湯して帰りました。景色が良く、露天が3つも広々とあり素晴らしい弱アルカリの温泉でした!こちらもまた信玄パワーにあやかり浸かりたいです。
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