期日:2022-01-22
山域:鈴鹿山脈
ルート:前尾根
参加者:塚越、小林、阿久津(投稿)
天候:晴れ
行程:10時 p7取付き~p3取付き基部 16時00分~17:00時藤内小屋
使用したギア: キャメロット0.75~5番まで1セット
初めての御在所岳藤内壁登攀で冬季クライミングに行ってきました。
当初の予定では前尾根に行くメンバーが確定しておらず中尾根でアブミ地獄に陥ると思っていたが、最終的に3名集まり(塚越さんは2年前、小林さん・阿久津は初めて)快適にチャレンジできた。
当日のコンディションは前日まで雪が結構降った影響で前尾根の寝ている岩場は全て新雪に埋もれて雪稜みたい見えるが、ふかふか雪でスタンスが見えない終始雪掻きに時間を追われる登攀になった。
【登攀順番】
p7:小林(じゃんけんで勝って阿久津がチャレンジするもドカ落ちして選手交代)
p6:阿久津
p5:小林
p4:阿久津
p7の基部を登る塚越さん。岩は全て雪掻きをして掘り出した。
【p7】
クラック壁を登り切りスラブ状テラスからビレーポイントまで7ⅿ位の距離だが、新雪が多く積もったスラブをリードの小林さんが頑張ってくれて30分以上雪掻き対応してくれ、スタンスが見えて登ることができた。
【p6】
ブロック状の岩スラブの動作がデリケートで2段目岩のフィンガークラックにアイゼンとアックスの刃をトルッキングさせる箇所があり自分の中では今回の登攀で一番の核心部だった。
【p5】
全体的に雪稜状態になっており新雪にだましだまし載って進んでいく。最後の乗越だけがロープを確保しないと危ないためロープを出すも全体的に簡単なピッチだった。
【p4】
少し辛く全体的に楽しく登れたピッチだったが、雪処理に追われて疲れるピッチだった。
ビレーポイント近くのチムニーに入ると雪も少なく快適に登ることができた。
p4を終えた時点でタイムオーバーだったので登攀を終えて下降ポイントへ向けてp3基部をトラーバースぎみでp2のコル近くに行き、灌木を懸垂支点にして懸垂下降1回でエスケープルートまで降りることができた。今回の登攀は2年前に来た塚越さんが「比較にならないほど雪処理で辛い登攀だった」と振り返るぐらい、新雪処理に時間を喰われた登攀だったが全体的に大変満足の行く登攀ができました。今度は冬季前尾根完登を目指したいと思います。
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