シャモニ遠征の全行程はこちら 2022.8.13~帰国(全日程付き) シャモニー遠征 | 茅ヶ崎山岳会 (chigasaki-alpine.club)
参加:相原、小林大、穴井由、宮崎、吉武、A山(会員外)、海保(投稿)
8月の月例山行でシャモニ遠征へ。4日目はDent du Geant ダン・デュ・ジュアンの近くまで氷河歩き&クレバスレスキュー訓練をしてきました。
この日はマッターホルンのリヨン稜を計画していたが、レンタカーが出払っていたり、落石がひどいからと市長からリヨン稜のルートもクローズされたりとで、マッターホルンを断念。朝一に帰国のためのPCR検査を受けに行っていたメンバと合流して、折角遠征メンバ全員が揃ったのでテレキャビン(ゴンドラ)に乗ってイタリア側へ行こうということに。出発が11時頃になったためミディ山頂駅へのロープウェイのチケット売場は既に大行列。このままだと15時頃の便になるとのことであったが、ラッキーなことにインフォメーションのお姉さんからキャンセルがあったから変わりに行っていいよとのこと。有難い。シャモニは親切な人が多いなと感じつつ、急いでチケット購入してイタリア側のエルブロンネ展望台へ移動。
すっかり雪が無くなっているダン・デュ・ジュアンの近くまで氷河歩き。出国前に読んだペツルのテクニカルノートを思い出しながら、4人組パーティと3人組パーティに分かれ、15m間隔ほどでロープを結び、慣れないアンザイレンをする(両端は6m程の余長)。トレースはしっかりとあったが、何ヵ所かクレバスが空いていて、右に行ったり、左に行ったりとクレバスを避けながら、ダン・デュ・ジュアンの麓近くまで歩いた。今シーズンは世紀の高温とのことで、クレバスリスクや落石リスクのためシャモニガイドもイタリアガイドもガイド休業状態とのこと。この日も他1パーティすれ違ったのみだった。
絶好のロケーション、折角なのでとクレバスレスキューの訓練をしました。
「ヨーロッパアルプスの懐で訓練できるなんて、贅沢!!」と言いながら、
トップがクレバスへ滑落したことを想定しての、アンカー構築、アンカーへのテンションの移動、三分の一システムでの引き上げの訓練。
各々訓練を楽しみ、最終のテレキャビンに間に合わないかもーと急いで帰りました。私はこのあたりから高山病のせいなのか、コロナのせいだったのか、咳がとまらなくなりました。
皆さん 楽しい遠征で最高の夏休みでした。有難うございました。また行きたいですね!
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