- 期日:2022/11/3-11/6
- 山域/ルート:三宅島
- 参加者:海保(11/4~)、小林大、吉武(投稿)、吉武友人
- 使用した道具:シングルロープ60m、カム#0~#6(細かいのからワイドまで)
クラックに釣りに酒に大人のクライミング休日はめちゃくちゃよかったです。
心地よい立地(晴れるとめちゃくちゃ暑くて泳ぎたくなる)はクライマーで賑わうことなく、ほぼ貸し切り状態で、離島クライミングの虜になりました。
日程
MFC(Miyakejima Freeclimbing Club)のHPでトポがチェックできます。
PO壁奥は波の高さと潮の満ち引きによって登攀に影響するので注意が必要です。
全日程通して波が高い印象でしたが、以下トライできました。
ルートの詳細は「ルートの感想(ミニサイズ目線)」にて記しているので、OS狙いの人は読まないでください😋
11/3(木)祝日 文化の日
【冨賀浜】(偵察のみ)
【PO壁】
・MIYAKE INTEODUCTION 5.9★
・築穴パン 5.9
・霧の中 10a★
天気がいいと日影がなく、暑すぎてやる気が出ない。まだまだ日程あるからとそんなにがつがつせず、身体を慣らした。
11/4(金)
【冨賀浜】
・セコンド 5.7
・ジャムの学校 5.9
・磯ひよどり 5.9★
・クラッククラブ 11a
お昼辺りまで日陰になるルートがある。
11/5(土)
【黒潮壁】
・黒潮一番5.9
・釣り糸 10b
・リアル大奥 5.9
・見かけ倒し 10c ★
・蜘蛛の糸11a★★
・稲次郎の自由10d★
アプローチは懸垂して、PO壁から帰り車を回収した。懸垂の場所が分かりにくく、岩?溶岩が脆い。日当たり抜群で、岩はずっと持っていられない暑さだった。宝島の基部は崩壊した模様。
11/6(日)
・バードアイランド 11a
・サナカンダ 11a ★
船が昼過ぎなので、間に合うように粘らないのがみそ!
費用
三宅島観光協会のHPに、だいたいの情報があるので必見です。
船をインターネット予約にて一番安いチケット、キャンプ3泊、参加者4人の場合食費含めずにひとりあたり22000円くらいで行けてしまう!!!
【ざっくり概要】
・移動→船とレンタカー
・食事→お弁当&自炊&外食
・宿泊→キャンプ場
・お風呂→ふるさとの湯(500円、しょっぱい温泉クラックの傷にしみる)
【各詳細】
⭐️東海汽船
インターネット予約は割引20%
・行き
竹芝桟橋 22:30発 ⇒ 三宅島 翌朝5:00着
・帰り
三宅島発 13:45発 ⇒ 竹芝桟橋 19:45着
⭐️レンタカー(キャンセル料無し)
コスモレンタカー
23600円/4日間
(5900円/1日)
⭐️キャンプ場 大久保キャンプ場
1泊1人500円でシャワー(生温い)やあったか便座のトイレがあり、屋根付き炊事場、ベンチとテーブル付きの大久保浜に面した所。個人的にはすごいよかったです。
⭐️ごはん
ルートの感想(ミニサイズ目線)
身長155センチ以下ガール(?)の、誰得な感想を書き連ねます。自分のトライしたルートのみ抜粋。
【黒潮壁】
黒潮一番5.9
え、これ5.9?#0.2でグラウンドフォール回避スタート?と気を張る課題。トップロープでおねしゃす!(^^)出だしを終えると5.9くらいか、、、とちょっとだけ納得する。
見かけ倒し 10c ★
見かけ倒しであってくれよ!っていうルート。3段ルーフの見た目は10cに見えなかった。各ルーフの抜け口が楽しく、特に3番目のルーフは手こずった。#5を邪魔にならないところに決めて、左手を先行させハンド、左足を垂直クラックにジャム、右足は軽くスメアで右手を奥に繰り出し、フィストでロック。宙ぶらりんになりつつガビガビカンテにヒールでもトゥでもひっかけながら、スタンスに立つと上部にハンドが決まり息ができた。カムは回収便をフォローで出した方が楽そうでした。
【冨賀浜】
ジャムの学校 5.9
覚えてない、出だしの乗越がワンポイントぽい
磯ひよどり 5.9★ハンドジャムが快適だったか、、、?
クラッククラブ 11a
ルーフ終わり(北側)あたりから始まる。アンダー、ガバカチ、ハンドジャムからのクロスフィスト。しっかりと3番をプチルーフに決めたら別の面に出る。
滑りそうなスタンスから右手ハンドをアンダー気味に効かせて、#0.4をとる。次の傾斜のあるフィンガーセクションをこなすためにもうひとつ0.4を決めたい。フィンガーとシンハンドが効く位置をさけてセットする。右寄りのホールドを一旦使うのもあり。
プロテクションをしっかり決めて、墜落対策をしたら体制を整える。右手を順手ハンドジャムをアンダー気味に決めつつ左手はシンハンドで二つ決めたプロテクションの間に、左足ジャムで少し立ち上がったら右手をクラック内に段差のあるところでフィンガー~シンハンド固定して(というか段差をアーケる)左手を甘いフィンガー位置まで持っていき、気持ちガストン。
止まったら右足をクラックに突っ込み左足を左壁にスメアして一瞬の隙をついて右手でデッド。この時、デッドで取りに行くホールドには5mm強の突起があるので、掴み損ねると皮がごそっと持っていかれる。傾斜フィンガーを終えるとハンドが効き始めるが、パワフルに乗越す必要があるので、傾斜区域は素早くこなしたい。(こなせない。)そのあとは5.9以下なのでグレーディングは明らかに前半集中型。
海保さんがこのルートのラストトライで初日なのに親指を深くえぐってしまい、激痛のあまりロキソニン飲んで夜を過ごしてたらしい。涙
【PO壁】
MIYAKE INTEODUCTION 5.9★ フェイスも拾える
築穴パン 5.9覚えてない
霧の中 10a★
覚えてない
蜘蛛の糸11a★★
小川山の蜘蛛の糸にトライするならこっちもやらなきゃということでやってみたが、海保さんのバチ効き#1番が抜けたので怖くてやめた。潮と近いからか?非常に砂砂していて足も滑るし、手は抜ける。
危ないからやーめた!
稲次郎の自由10d★
潮っぽいハンドでのっこすのが辛い。コーナーはバックフット等で快適に登れる。最後に出てくるワイドセクションが左上していて怖い。出だしはハンド、足位置を上げたら左足を良く乗れるスタンスまで上げて右足をフットジャム、右手は腕、右背中を、使って5番を決める。左上からやや直上に変わるところで3番サイズ、ロクなスタンスはないのでフィストか腕で無理くり抜ける。カバに届けばやっと終わった気分になる。
バードアイランド 11a
明らかに見た目パワフルなルーフ越えがあるのでそこに注意していたが核心はその手前だった。
潮やら砂やらで化粧された甘いクラックを、ハンドやフィンガーが決まるところで、足のジャム、ステミング、スタンスを上手に使い確実なプロテクションをセットを心がける。小石が詰まっていて時々動くので危ない。
プチルーフで安心の3番をセットしたらレイバック気味に上体を引きつけてフィンガー〜ハンドサイズのコーナークラックと対面するが、まあ大変。
スタンスは今にも潮で滑りそう、甘いハンドでパンプ、チョックストーンのお陰でややハンドが効く位置まで足ジャムもしくはレイバック気味に足をあげ、カムを決めたら傾斜が無くなってくると右壁に良ーいホールドがあるのでパシどり。
ステミングで大休憩しつつ、頭がつっかえる頭上のルーフ下に落ちてもいいように最低2つはプロテクションをとり、背鰭ガバを右、左と取って右足上げ→でも足は滑るのでもう一手奥の背鰭チョックストーンに気合いの右手ハンドジャムからの右足がしっかりしたところに乗ればもう安心。
ガタガタと震える足を抑えながらコーナーにハンドクラックもしくはステミングでダウンをして終了。終了点はボルトしかなかったので、懸垂器も携帯したい。(最後にやった大善さんに「結び変えでなく懸垂になりますよー」って伝える発想がなく大迷惑をかけた)
サナカンダ 11a ★
トポを読むとバードアイランドより登りやすそうなのに、下部でやめよう!となった1本。クラックの間に小石がいっぱい詰まっていて邪魔。濡れていてフナムシもいるし、ざらざらと滑るし、時間ないし、また今度!
火と汐 5.11b ★
3級ボルダームーブでスタートの記載にそそられて出だしのみやってみたルート。
本気出してもできなかった。吉武友人はなぞのスタティックムーブでできてた、、、体重落としたらできるのかしら、、、そんなことしたらアルパインで体力もたなくなっちゃいますよね\(^o^)/(言い訳)
ディープなスナック和に行きたかった海保さん、ビレイを喜んでやってくれる安定の大善さん、ハンドルキーパーと早く起きて食事の準備をしてくれてたフルタイムクライマー、あと何泊かしたかったわたしですが、みなさんありがとうございました!!!
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