参加者 伊三雄 よっしー(記)
西丹沢入門と言われるマスキ嵐沢。
7時30分で西丹沢駐車場は満車。路駐して準備していたら『今日は切符切りに来るみたいです!』と教えてもらい1キロ下にある臨時駐車場へ移動。
大滝橋から登山道に入り9時15分、入〜渓!←これ言ってみたかった。
よっしーは初めての沢登り。大事な地図は入ってないけど、夢と不要な荷物でザックはパンパン。沢に足をつけると長靴に水が入ったような不思議な感じ。ボディタイツを履いてるので思ったより水は冷たくない。『水に濡れるのを恐れるな、子供に帰って楽しんで!』と伊三雄さん。子供の頃、多摩川で服を濡らさないように遊んだのを思い出した。
昨日の雨で水量は普段より多いらしい。途中から先頭を歩かしてもらう。ルートを考えて歩いてるつもりでもミスってあたふたしながらF3に到着。
F3では『ここはロープをだそう!確保できる?』と伊三雄さん『昨日、レッジで瀬沼さんも武藤さんにもビレイしました!』『それなら大丈夫だね!』
ところが伊三雄さんは一度も支点を取らず上まで行ってしまった。これもビレイの一種なのか?混乱気味の脳みそとなる。ここではシャワークライミングになって頭から水を浴びた。
F4では都内の山岳会が複数名で講習してた。私たちもロープを出す。ここで伊佐雄さんに質問『先ほど支点を取らないままトップまで行ってたけれど、ビレイする意味はあるんですか?』『うん、ビレイされてるっていう気持ちが大事だから』気持ち?気持ちで確保ってなんですかっ!? へその緒じゃないんだから、繋がってるだけじゃなくて支点とってください!と心の叫び。もちろん言えなかったけど。。。F4もビレイの雰囲気を出しただけ。まぁできるお方なので、支点はいらないのかな。
沢が細くなり、とうとう涸沢になり沢はお終いかと思ったら『ここは伏流で下を流れてるんだよ』と。確かにしばらく先に行くと細い沢の音が聞こえてきた。まるで音楽のよう。沢って楽譜の上を歩いてる感じがする
そして最後に岩登り。伊三雄さんが『リードする?』と聞いてきた。多分私でもできるのだろう。最初の取り付きで苦労して、そのあとルートを逸れて支点をとったり、最終支点では伊三雄さんに0点!と点数つけられ、それでも私はリードできて大満足。
権現山に立ち寄って大涌谷を真正面で見た。柔らかい新緑が眼下に広がっている。お昼くらいから天気が崩れる予報だったけれど、初夏のような青空で気持ちよい。沢だけでなく山頂もとれて、急に気持ちが盛り上がってきた。今日は楽しくて良い日だ。
沢で標高を稼いだ感じはしないのに『こんなにあがってきた?』というくらい下山が長かった。西丹沢はほとんど歩いたことがなかったが、水が綺麗で静かで素敵な所だ。
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