参加者 いっちー、ひらっしー(記)
午前は夏晴れだが午後から雨という天気予報をふまえ、短い沢で水と一杯戯れられそうな橋倉川本谷に沢登りへ行くことに。
入渓点の手前に駐車するものと思っていたが、いっちーが調べてくれた通り遡行終了点の近くに駐車することにして正解。
橋倉沢は安定的な美しさ。そして次から次へと面白い登りが現れる良い沢。
名物の大岩を潜る
続いてのスリットゴルジュはなかなか険しい。まずは入口の右壁を登ってから絶妙なトラバースで進んでいく。
スリットゴルジュの最後の滝は左壁に取り付いたら想定外に厳しく、時間を使ってしまった。運の悪いことにこの脱出が難しいタイミングで雨が降ってくるわ、寒くて低体温症の恐れも出てくるわで、モタモタしていると危ない状況に。たまらずロープを出し、カムを使い2ピッチの人口登攀で脱出。左壁の途中にあった洞窟が暖かく雨を避けられてナイスということで、蜘蛛の巣を払ってピッチを切った。2ピッチ目の出だしはちょうどハンドジャムが効くクラックで、沢でのジャミングの有効性を確認でき良い経験になった。
帰って来て調べ、ここは左壁ではなく水流右を登るのだと分かりました。こんな厳しいのはおかしいですよね。。。水量が多いのかわからないが、正直、下からは登れそうに見えませんでした。ルートファインディング能力が足りず反省。
楽な遡行だと思っていたのにシビれる登攀を強いられ、二人ともゲッソリ。第三ゴルジュはあっけなく終わり、遡行打ち切りを告げる祠を見つけた時には安堵。
ルーファイミスもあり想定外に厳しい遡行になって、良いスパイスが効いたかも。
この天気予報の中で、かなり良い山行ができたのではないでしょうか。結果オーライということにしておく。
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