2024.01.20 ウメコバ沢中央岩峰凹角ルート

山行報告

■メンバー:久野、相原、海保、阿久津(投稿)

■登攀パーティー:相原・海保、久野・阿久津

■行程:駐車場5:30-中央岩峰正面凹角ルート取付き7:30-登攀開始8:30-登攀終了15:30-駐車場18:30

■使用装備:60mダブルロープ、カムC0.2~4×2セット、ボールナッツ1式(最高に活躍)、アルパインヌンチャク×12

徐々に明るくなと全容が見えてくる

午後から天気が崩れてくる予報だったので、気合を入れて早い時間からスタートする。暗闇の中を松木沢沿いに歩いていく、徐々に明るくなると足尾ならではの悲壮感を感じる。晴れていないと迫力がある山域であると改めて感じる。松木沢への渡渉は問題なく行くことができた。

1P目をリードする相原(45m V-逆層の凹角から左のフェース)

■相原・海保パーティー:1P相原、2P海保、3P相原、4P海保、5P相原

■久野・阿久津パーティ―:1P久野、2P久野、3P久野、4P久野、5P久野

当日、自分達を除いて3パーティーが同じ中央岩峰あたりに入山してくる情報を事前に把握していたので、登攀ルートは混雑具合で決める予定でいたが早く行動したことで一番乗りが出来たので2パーティーとも正面凹角ルートへ行くことにする。1P~下降路まで落石に油断できない登攀になった。

2P目をリードする久野(25m V 凹角右のフェース)

久しぶりに冬壁登攀になる久野さんだが、難なく登攀してピッチを稼いでいく。離陸時のトラバースがバランスをとる感じで楽しいピッチだった。

3P目をフォローで登る著者(40m 5.10a 凹角)

3P目は、切れな凹角フェースを登る楽しいピッチ。久野さんが5年前よりアイゼンで削られた影響でスタンスが顕著で登りやすかったと言っていたが、たしかにアイゼンの前爪を丁寧に置いて登ることができる感じで、越沢バットレスの第2スラブの3Pを登る感じで楽しく登ることができた。ただ、このピッチを登っている最中に4P目を先行登攀していた相原・海保パーティーから大きな落石があると警告があり体を岩にべた寄せ付けして当たらないことを祈りながら通り過ぎるのを待った。落石音が大きく怖い登攀になった。

4P目の出だしに剝れて落ちてきた落石の跡(白い箇所が剝れた跡)
4P目を直登ルートへトラーバースする久野

正面凹角ルートの4P目をリードしていた海保さんが、「岩が大きく剥離しており突っ込むと危険なため変更する」と言うことで、直登ルートの4P目取付けへトラバースを開始する。トラバースは普段から使われていないみたいで岩は脆くて神経を使うルートだった。

直登ルートの5P目をフォローする海保(40m Ⅳ 凹角)

直登ルートの5P目へ引越して登攀を再開する。ここから天候が崩れて雪が降り積もる中での登攀になる。離陸時にボルダームーブ的なダイナミックなスタートする、階段状になった快適なカンテを登っていくと左上へ抜けていくフェースへトラバースする箇所が出てくる、このルートの核心の感じだった。支点はヘアークラックしかないためボールナッツが大きく役にたった。

登攀を無事に終えて集合写真を撮影する

最終ピッチ登攀時に、久野さんから「らーくー」「本当にやばいのが行く!」と掛け声があり、本当に必死に壁に張り付き当たらないことを祈りながら通過するのを待った。当たることなく無事に通過したが、石が最後に落ちた時の音が爆弾が爆発した音(テレビでしか聞いたことがないが)みたいに轟音が鳴り響き初めての体験になった。直登ルートを別パーティ―が懸垂下降していたが被害はなく無事に下山できたそうで安心した。登り終えて久野さんと合流すると久野さんから「300ℓ位の家庭用冷蔵庫サイズが自分に目掛けて落下してきて、死ぬかと思った!」と言われて改めて無事に登攀を終えれたことに感謝した。

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