- 参加者: 濵田、大善さん
- 使用ギア: カム0.3〜3/2セット+0.2番,4番、トライカム、ハーケン数枚、イボイノシシ、下降用捨て縄、ダブルロープ50m×2
今シーズンやってみたいと思っていたルートの一つである錫杖岳3ルンゼに行ってきました。
初日は、さっそく目的の3ルンゼへ。
遠目に見ると何処がルートかとても分かりやすいのですが、岸壁に近づくと途端に取り付きが分からなくなってしまいます。。
1ピッチ目はフリーで抜けている記録が多かったため、ロープは出さずに登りました。
2ピッチ目大善さんリード
しっかり氷が着いていればなんてことはないのでしょうが、今回は如何にも剥がれそうな氷のパックが岩に乗っているだけで、見るからに悪そう。
ハーケンを決めて、サイドホールドへのフッキングで耐えながら抜けていく大善さんは、結構な本気モードに見えました笑
3ピッチ目濵田リード
4ピッチ目大善さんリード
左壁の氷がなかなか薄く、奮闘的なクライミングに。今回はここが一番の核心部でした。
最後は雪壁を登り終了点へ。
短いながらも楽しいルートでした。
2日目は1ルンゼを予定していましたが、昼間の気温の高さを考慮してチムニールートに変更。
ルート図が分かりづらいので、それっぽい所から登ります。
1ピッチ目の終了点をトンネル上の立ち木で取ったのですが、2ピッチ目のラインがよくわからない。。
相談の結果、本当のチムニールートはもっと右側から取り付くのだろうということで、立ち木から右へと回り込むことに。
イボイノシシを打ったり、使わないだろうなぁと思いながらも持ってきたカムの4番を打ったりしながら、悪めのトラバースをこなします。
ロープの流れが悪くなってしまったため、細かくピッチを切って、更にもう1トラバース。
そんなことをしているうちに、やっと登れそうな岩壁が現れたので一安心。
4ピッチ目濵田リード
下から覗いた時には、ホールドが豊富で簡単そうに見えましたが、いざ取り付いてみると、今にも剥がれそうな岩ばかりのとっても刺激的なライン。
浮石を避けて登ると、かなり立体的なムーブになって意外と面白かったです。
…でも、これって明らかにチムニールートじゃないですよね??笑
P4の頭が見える上部岸壁まで登れたので、そこから懸垂2回で下降しました。
ビレイヤーの安全を考えると全くおすすめ出来ないルートですが、興味のある方はやってみるのも一興なのではないでしょうか。
ちなみに、下山後に答え合わせをすると、立ち木から3mほどクライムダウンして左側のチムニーに入るのが正解のようです。
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