2024.06.29 礼文島ツアー 礼文トレイル(8時間コース➕岬めぐり)

山行報告

参加者:つかさん、こしのさん、よっしー(記)

行程:スコトン美咲7:40–ゴロタ岬8:40–澄海岬売店10:00–礼文西海岸最高点12:24–アマナ岩13:05–ウエンナイ休憩所14:00–香深井バス停14:00

前日の利尻岳と利尻温泉も満喫したワタクシ。ドピーカンの利尻島からどんより重い雲が乗っかってる礼文島へ。

香深港に降りると霧雨。礼文岳のお二人はどーなってるかな

昨夜、礼文島で前日入りしたつかさんが1人で8時間コースを行こうとしてるので『一緒に桃岩でお花を楽しみましょ〜よ〜』と説得する。せっかくみんなで来てるんだから一緒に歩きたいもんね!

ひと足先に桃岩のトレジャーセンターで待つも来る気配ないまま、雨を遮る屋根もなく濡れながら待つ。しばらくして『礼文岳ガスガスでそってもガスでしょ。観光する〜』と連絡。まぁそうだよね。

桃岩コースは花のトレイル。展望がいいことに越したことはないけど、足元に花さえあれば充分!出るわ出るわ花が盛りだくさん!興奮しちゃいます。

桃岩コースは礼文島屈指の花コース

あっという間にコースが終わってしまい北のカナリアパークへ行ってみると昨日、利尻岳で少し話した女性とバッタリ。なんでも1ヶ月北海道をウロウロするらしい。羨ましい限り。


礼文島のバスは乗り降り自由。手を挙げてバスに乗り込み宿へ向かいます。宿ではすでに出来上がってるつかさんとスーパー爺ちゃん、遅れて越野さんが到着し宴会スタート。

二日間お世話になるかもめ荘さん.本日は焼肉

翌日はどんよりした天気ながら午後からの晴れを期待してコンビニで行動食を買いバスでスコトン岬まで。途中で車内がざわつき海を見ると岩が動いてる?と思ったらアザラシでした!黒いアザラシは岩みたいで、何匹もプカプカと海を漂っていました。

スコトン岬に降りると強風。でも礼文岳の山頂が見えてしまい、つかさんがまた『昨日8時間コースにしときゃよかった。ガスガスで何にも見えなかった』と悔しがってました。

気を取り直してスコトン岬からスタートです。強風の中バスを降りた人の多くが同時に岬コースを歩き始めました。

左上ハマナス、左下エゾシオガマ、右下エゾカンゾツ

私たちは途中から海に降りてショートカット。エゾカンゾツやヨツバシオガマ、ハマナス、オオハナウドが斜面を覆いつくす黄色い斜面の横を通りゴロタ岬へ。

ゴロタ岬でやんちゃするオッサン。風が強くて怖かったそうです

ゴロタ岬の先のルートが面白い。眼下左右に海岸線が伸び、その間の高い岬の細い尾根を歩きます。今まで見たことのない風景でした。

結構な風の強さでふらつく時もありました

また海岸へ降り、澄海(すかい)岬へ着くとお目当ての売店に到着。本日はつぶ貝(300円)があり、ミニホタテのお味噌汁(200円)をもらいます。、大きなつぶ貝も、ミニホタテも味が濃い!私はつぶ貝が途中で切れて肝が食べられませんでしたが甘くおいしかったそうです。

澄オッドアイの野良猫ちゃん。猫好きのオッサン2人が構ってほしくて周りをウロウロ

売店から先は8時間コースになります。上りの斜面で『ここは遊歩道ではありません』との看板がありました。ただしここが正規ルート。斜面を上がると高い薮で覆われて道が分かりづらい。ここでつかさんが盛り上がってきて『こういうのがいいな!』とどんどんかき分けて行ってくれました。

ちょうど陽が出てきて、花たちも元気いっぱい!振り返ると歩いてきた草原と岬が見えて晴らしい眺め。

振り返るとスタートした岬が見えます

そのあとは急に森の中のルートになりました。礼文島では度重なる山火事と、ニシン漁の餌を作るために木を伐採し今のような草原が広がったらしいですが元々は森だったそう。湿地帯のような森の中は風はないけど涼しい。

途中で斜めになった橋があり、これが滑って怖かった。ヘリの角で片足を踏みつけ滑らないようにゆっくり進む。後ろでつかさんのヤジが飛ぶけれど、怖くてへっぴり腰になってしまう。下は2mほどあり絶対に落ちたくない。どうにか渡りきったけれど先を歩いていたこしのさんは足を滑らして脇腹を打ったそう。ヒビが入ってるかもと宿で教えてくれましたが、あそこからよく歩けたものだと感心。

途中、レブンウスユキソウが群生していて、みんなで見ることができて良かった。

森を抜けると海岸線が見える高台に出ました。礼文岳直下を歩いてきたようですが礼文岳はガスに覆われて見えませんでした。その後はザラつく急下りで、続いて岩礁歩き。

礼文岳をバックに。でも礼文岳は雲の中でした


ちょっと緊張するポイントを過ぎた時、昆布が海辺に打ち寄せられてました。スーパー爺ちゃんが昔、このルートを歩いた時、昆布を踏んづけながら歩いたと教えてくれてました。私とつかさんは興奮。あっちの昆布が立派!これもいいとウハウハしながら物色。

立派な昆布を発見するも雑ワカメがダンゴ状に絡まって昆布から取れない。夢中でそれを歯で食いちぎって、ついでにモグモグすると海の味わい深さが口いっぱいに広がりました。自然って素晴らしい

冷静なこしのさんと対照的ですが今日イチ楽しかった!
ウニだ!とひっくり返してみたら空でした。カラスが食べるそう

宇遠内(ウエンナイ)漁港で休憩し、簡単な林道歩きだと思っていた下山ルートは今日一の暑さで3人とも汗だく。早くお風呂に入りたい。

早めに下山でき、バスまで時間があったので宿の人に迎えに来てもらいました。感謝

礼文林道ルートとの合流点まで結構長かった


夜は念願のウニもちょっとだけ食べることができて大満足。本日は宿が満室のため4人部屋。いびきとトイレ1人2回✖️3で寝れないかもよと脅かされたけど、疲れたのでいつのまにか寝落ちして朝までぐっすりでした。

夜はタコしゃぶとウニ乗せ茶碗蒸し、カニグラタン。朝ごはんも美味しかったです。帰りのフェリーではお見送りも。

翌日は天気が悪く林道コースを歩くのを諦め、フェリーでみんなと一緒に稚内へ戻りました。

スーパー爺ちゃんと稚内を2人旅。民宿では毛蟹が1人半身出て蟹味噌を堪能!

ここで解散。私とスーパー爺ちゃんはレンタカーで白い道と宗谷岬、冬に白鳥が訪れる大沼の観光へ。
この日の宿の食事では毛蟹が出てテンションup!ホッケの煮付けも美味しく大満足の礼文ツアーを終えることができました。

めでたし、めでたし。

拾ってき昆布はベランダで1日干したら1/3ほどに小さくかたくなりました。良い出汁出るかなぁ


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