2024.9.17 足拍子川 謙信の廊下~ホソドの沢ダイレクトスラブ

山行報告

参加 相原 (Hちゃん) 会員外
行程 一日たっぷり   

謙信の廊下入口

足拍子川本谷に謙信の廊下というゴルジュがあるらしく以前から興味がありいってきました。
なんで謙信なの?新潟の戦国武将だからに決まってるじゃないですか!今日関越トンネル通って来てるんだから川端康成の雪国も読んだ事ありますよね?
上杉と聞くと自分はタッチしか思い浮かばないし
雪国というと横浜のラーメン屋の雪ぐにしか思いつかない。
もし生まれ変われるなら博識になりたい。
足拍子川の林道に車を駐車し本谷を遡行していくと謙信の廊下が現れる。

側壁をラープとハーケンでネイリングして人工で登る。抜け口がややバランシー

フォローの回収が難しく懸垂で回収し登り返して無事回収。

F1を越えてすぐにF2。ここが自分は核心に感じた。フェースを直上しカムとネイリングしながら
落ち口へトラバース

F2フォロー

F2を越えてすぐのF3もカムとネイリングの人工で登る。

F4はフリーで奥にF5が見える

F5もカムとネイリングで登る

F6は簡単に登れここで謙信の廊下は終了し景色も明るい雰囲気になってくる。

左が本谷で右がホソドの沢

ダイレクトスラブに入る手前ワンポイント難しい箇所があり人工で抜ける。
すると右側から著明なスラブ帯が見えてくる。

ダイレクトスラブ入口
しばらく快適なスラブをフリーで登り傾斜が強くなってきた所で尾根に逃げ込み
傾斜が落ちてきた所で懸垂でスラブ帯に復帰する。

長~い絶景スラブを終えると今度は山頂までしんどいヤブ漕ぎの始まり

荒沢山の三角点

ダイレクトに荒沢山の山頂に抜け出し感慨もひとしおである。って呑気に浸っていたら
下山も核心の一つだった。下山は終始ヤブ漕ぎで1148m付近からの長~い沢下降で駐車地点へ
戻った。手ごわいゴルジュ突破と高感度抜群のスラブ帯からのヤブ漕ぎ沢下降と見どころ満載の
素晴らしいルートでした。やはり山は博識よりも馬力が大事!

コメント

タイトルとURLをコピーしました