- メンバー:まゆ、マサヨン(記)
- 行程&天気:
- 2/1(土) 晴れ 5:50 駐車場出発〜8:45 水場入口〜15:55 笹山(南峰)、BC設営
- 2/2(日) 雪 6:30 BC発〜6:50 笹山(北峰)〜7:30 コル手前(敗退決定)〜8:15 BC 9:15 〜12:15 水場入口〜14:00 駐車場(下山)
- 装備:ワカン必須
5:50出発、気温はマイナス10度だが寒さは感じない。吊橋を渡ったらすぐに急な登りが始まる。発電棟まで約40分、そこからダイレクト尾根にのる。
名の通りひたすら長く続く尾根直登、標高差は1日で約2,000m…。年始の反省を踏まえ、どんなに疲れても山頂までは頑張ると決める。
太陽に照らされる尾根は広々しており、イメージしてた通りに気持ちが良い。周囲に見える山は雪もなく、足元の枯葉下が凍結しており、不意に足滑らせることはあったが、雪山気分はほぼないままに水場入口。ここで尾根1/3、明るくていい尾根だけど、黒戸尾根のようで飽きてくると共に睡魔との戦いが始まる…たまにマット広げて仮眠しつつ進んだ。
二重稜線付近ではうっすらトレースあるものの、数日前に降り積もった雪は脛高くらい。たまに踏み抜くと股下まで埋もれる。
何の動物かわからないけど、可愛らしい足跡を追いかけるように淡々と進むが、二重稜線が終わった後からの登りがキツかった。トレースなしの急登&ちょい下りを何度も繰り返し、今度こそ最後の登りであってほしいと願う。
このルート、黒戸尾根以上に雪山トレーニングコース。夏にここをOne day 周回で歩いたと言うマユちゃん。「めっちゃ辛かったですー」と言いながら、冬にここに来ようとしたことが、マジで凄い、尊敬!
山頂までの最後の登りはトレースもリボンも全くなく、2人してハイマツ地獄に腰まで埋もれながら笹山(南峰)山頂へ。いやー長かった!
テント跡地を広げて整え設営、トマト鍋を作り始めた頃から雪が降り始めた(天気予報通り)。
2日目、前夜で15cmは積もった様子。出発時は弱まっていた雪もすぐに量が増してくる、風はほぼないので寒さはないけれど、深々とふる感じ。
30分程で笹山(北峰)到着。トレースは完全に消えており、地図で方向確認しながら進んだ。南岸低気圧の影響か、昨日までの雪質とは異なり、ワカンラッセルしてても雪が重く疲れる。
笹山北峰の先にこれから進む稜線が見える。とりあえず、白河内岳は目指してみるか…と言ってたものの、コルまでの下りラッセルと踏み抜き続きで、ふたりとも疲れちゃったので、展望もないし、下山も長いのでもういいか…とコル手前で敗退決定。
テントに戻って撤収したら下山開始。前日の自分た トレースは半分以上埋まっていた。標高1,900mをきると雪から霧に変わり、1,700mを下回るとアイゼンに枯葉と雪がまとわりついて数歩でだんご雪になり歩きづらかったが、アセビロードの雪トンネルは素敵だった。
この先も長い道を下り続け、下山したのでした。
雪山トレーニングされたい方、全く人に会うこともない静かな山歩きしてみたい方、ぜひトライしてみてください。