- メンバー:冨澤、マサヨン
- ルート:編笠山〜権現岳〜赤岳〜真行寺尾根
- 行程/天気:
- 2/22(土) 曇り/雪 7:40 富士見高原駐車場〜8:30 盃流し〜12:45 編笠山〜13:15 青年小屋
- 2/23(日) 晴れ 6:05 青年小屋〜7:15 西ギボシ〜 8:28 権現岳 9:00 〜 9:55 旭岳〜10:50 ツルネ〜11:25 キレット小屋
- 2/24(月) 晴れ→曇り 6:15 キレット小屋〜 9:15 竜頭峰 〜9:25 赤岳 〜9:50 真行寺尾根分岐〜12:15 扇山〜12:45 牛首山〜14:10 羽衣池 〜14:20 登山口 14:40〜 15:25 清里駅
- 気温:マイナス25度〜マイナス15度…寒波のせいで、過去イチで寒かった!!
1日目、編笠山までは樹林帯も長く特に景色もなく、曇りからの雪に変わり、山頂付近では景色も見えなかったので、特にハイライト無し。
青年小屋付近はトレース消えてて、ゴーロに足はまらない様にルーファイしつつ進み、冬季小屋到着。既にソロ2名の先客あり。この日はソロ×4と私たちの合計6名(遅れてきたソロ2名は外テント)だった。
2日目、6:05出発。クリアスカイが広がるとってもいい天気、ただ極寒!!温度計がふりきれており、正しい気温は不明だが、マイナス25度以下だったと思う。
この日は体調イマイチだったけど、景色が綺麗過ぎて写真が止まらない…絶景見えてくると元気が出てくる。
今回の縦走路で一番不安だったギボシ、過去ログでは約100mのトラバースと書いており、ミスったら一発アウトな傾斜トラバースにビビっていたが、先行するソロ男性がつけてくれたトレースは直上ルート。直上できるなら、そっちの方がいいので、トレースをフォローしトラバースを回避した。
権現岳に向ったものの、朝靄はまだ消えず、景色は見えなかったけど、一応記念写真。
縦走路分岐でもぐもぐタイム。のんびり補給してたら、あれよあれよと朝靄が消えていき、目の前には阿弥陀岳〜赤岳が現れる。
こういう幻想的な瞬間ってゾワゾワする
この後はずーと晴れて見通しのよいキレット歩き。噂の超ロング鉄階段を下るのが、私には核心だった。岩稜キレキレの場所より、こういう人工物が本当に怖い。
11:30 キレット小屋到着、ちょっと早いけれど、この日はここで終了。
3日目、6:15出発。前日に続き天気良く極寒!もちろん気温はマイナス25度を振り切っており、正しい気温は不明。前夜に雪降ったおかげで、稜線上のトレースは完全にリセット。私が求めてたのはノートレース歩きなので、嬉しい。
キレットと名のつくルートなので、もっとキレキレを想像していたけれど、ザレザレな登り続きだった。
ザレザレが過ぎたらまたまた稜線歩き。初めてルートなので、どっちに進むのかなーと確認しつつ登り、振り返ってみると後ろには権現岳と富士山が見える眺め最高ルートで気分はるんるん。
赤岳が目の前に迫ってきた頃から、徐々に雲が出始め、山頂到着する頃にはガスで景色がなくなっていた。歩いてきた稜線と権現岳を背後に記念写真撮りたかったなぁ…残念。
真行寺尾根もお初ルート。直下の鎖場に不安あったが、ひとつ目の鎖は見えてたので、それを頼りに下る。2つ目は雪に埋もれていたので慎重にくだり、雪崩地形の斜面から尾根に向けては方向定めて急いで下った。
尾根に乗り上げるとトレースが残っていたので、ズボズボと埋まりつつ、トレースに続いて下ったが「登りじゃなくてよかった」と思った程、雪は深く長かった!
景色はそろそろ見納め。
真行寺尾根を下り始めた頃から冨澤さんがバテ気味。途中まではマイペースに下りてもらったけれど、電車時間は迫ってきたので、途中でテントを引き取り、頑張って歩いて!と駅まで急いだが、最終的には駅前でタクシー捕まえ、冨澤さんをピックアップしてから駐車場まで戻ったのでした。
真行寺尾根は長くつまらないルートだったけれど、2-3日目は好天に恵まれ、絶景の稜線歩きできたし、2年越しだった「厳冬期・南八ヶ岳縦走(初見ルート)」が達成できてとっても嬉しい。
ソロでも行く気だったけれど、長い行程だったので、一緒に歩いてくれるお仲間がいるのはとっても心強い!と実感した山行でもありました。
次は厳冬期の八ヶ岳全縦走してみたい。