メンバー:宮﨑(CL)、マサヨン、Monica、まゆ(記)
天気:晴れ(暑すぎ)
茅ヶ崎女子4人で残雪アルパインへ!当初は奥穂南稜予定でしたが、翌日風が強そうなので日帰り西穂西尾根に変更しました。
ハイライトは下山なので、前半はかっ飛ばして読んで大丈夫ですよ
穂高平小屋について、小休止したら尾根の取り付きへ。
この日はいい天気で、とにかく暑い。水をもっと持ってこなかったことを序盤で後悔します。
ヒーコラしながら1946mの地点。表札かわいい。
途中何度か腰まで埋まって体力を奪われる〜。
女子だけで行くと、休憩時間に日焼け止め塗りタイムがあるから安心🌞
マサヨンがくれたグッピーラムネが暑い残雪期に最適すぎ。
水が無くなりそうだったので、持ってきたカルピスに雪を入れて溶かして飲む・・・。もしかしてカルピス原液持ってくれば無限カルピスシャーベットが作れるのでは!?来シーズンから残雪期はそうしよう。
Monicaの体力が凄まじく、ほとんどの区間を先頭を歩いてもらいました。🙏
森林限界あたりで、急な雪壁が現れたのでアイゼン・ハーネスを装着。
あとは絶景を見ながら・・・だけど、暑いし疲れたでヘトヘト。
2600m付近で休憩して辺りを見渡す。一同「遠くね・・・」
実は今日は西穂のロープウェイがやっていないので、下山は千石尾根予定でした。
これから山頂越えて、山荘まで行き(遠くに見える)、暗い中ノートレースの千石尾根下山。皆ヘロヘロでさすがに無理すぎるので、ここで撤退に決定。
稜線の綺麗な雪で水をゲットして、ここから下山。
行きにアイゼンをつけたところが急だったので懸垂すると、ルンゼに降り立つ。
沢沿い歩けば楽なのでは!?というMonicaの提案により柳谷を降りることにしました。下降する前にネットで下降記録を探すと、スキーで登っている記録を見つけましたし、今回は経験豊富な宮崎さんもいるのでなんとかなるでしょう!さぁレッツゴー!
しばらく順調に雪の沢を降りて行きました。私は下山が下手なので皆に着いていけるか不安でしたが、ペースを合わせてくれて感謝。膝の負担が少なくて楽だ〜。
ところが途中で20mぐらいの滝が。懸垂しないと降りれそうにない。支点になりそうな木を探す。
左岸にしっかりしてそうな木があったので、沢を渡って懸垂。今回ロープは50m1本。
先頭を行くMonicaが懸垂を終えてしばらく進むと、2番手の宮崎さんに何か話していた。どうやら懸垂したその先から下に、崩れそうな大きなシュルンドがあるそうだ。もう一回懸垂した方が良いそう。とはいえこの辺りには懸垂支点になりそうな物は無く、最後に降りてくるマサヨンに木が無いか探してもらう。マサヨンに降りながら探してもらうが、浮石が沢山載ったところに生えている木しか無く、とても懸垂支点にはできないそうだ。仕方ないので別の方法で懸垂しようと思い、マサヨンにも降りてきてもらう。マサヨンが私と宮崎さんのところに降りてきたすぐ後に、下からMonicaが何か叫んでいた。
「ラク!!」
皆がMonicaが叫んだ言葉を理解した時には、頭上から細かい砂や石が落ちるパラパラといった音がした。3人で目の前の岩陰より下になるよう伏せる。落石だ。それも沢山の。
Monicaの「ラク!ラク!」の声はひっきりなしに続いている。一度上を見上げたとき、目の前を野球ボールより少し大きい石が通過しようとしたので屈んで避けた。こういうときスローモーションになる人間ってすごい。怖すぎる、早くここを降りよう!宮崎さんとロープを引っ張って回収。その間にマサヨンに先に降りてもらう。その次に私が降りる。懸垂なんかしてる暇なく、フリーで下にいるMonicaの指示するところに足を置きながら降りる。宮崎さんは隣で冷静で、さすがだなって思った。
ロープのせいで落ちたのではなく、もっと上部で落ちてきたものらしい。
高温で雪が緩んだせいなのか、それとも昨晩の地震のせいなのか。はたまた動物のせいなのか。
残雪期の沢下降は楽だけど、改めてリスクの高さを痛感しました。
その後は駆け足で降りて行き、辺りが薄暗くなってきたところでようやく安全地帯へ。
ようやく緊張が解けて、Monicaにあの時の落石がいかに大きい石が落ちてきたか教えてもらう。上にいた3人はそんな大きな石が落ちてきたなんて知らなかったので、びっくりしました。。
みんな怪我も無く無事でよかった!!!!
真っ暗になる前に林道に降りてこれました!
長い1日でした!いい意味でも悪い意味でも勉強になりました。お疲れ様でした!!
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