- メンバー 浦野, 竹沢, マサヨン(記)
- 行程 8:00 入渓〜8:05 出合〜 9:15 兆子ノ滝〜 9:50 不動ノ滝 〜 10:40 大滝 〜 11:40 ねじれの滝 〜 12:00 12m滝 〜 12:40 8m滝 〜 13:15 6m滝 〜 14:00 脱渓 〜 14:45 岩岳尾根 〜15:15 岩岳 〜 16:45 余慶橋
- 天気 晴れ
- 装備 ダブルロープ50m×1本, カムC#0.3〜1, ハーケン, ハンマー, アルヌン×5本, クイックドロー×4本, スリング120/180/240 各1〜3本, 環付カラビナ 2-3枚×各自, タイブロック×各自, フェルト靴2名、ラバー1名
梅雨入りしてからろくに雨が降らず毎日暑い。1週間前は岩場でマルチ練習して滝汗だったので、この週末は沢登り。私にとっては遅ればせながらの今季初沢登りです。
余慶橋からすぐに入渓でき、出合いまでも5分、アプローチの短さは最高!!
出合い右手の薄暗いゴルジュ地形の中を進む。ゴルジュを抜けるとすぐに滑の沢と簡単に登れる滝があるが、しばらくするとゴーロとナメが長々と続く歩きで少々飽きてくるが、気を抜いてると乾いた石でフェルト靴を滑らせて脛と膝を強打した。
約1時間で兆子ノ滝に到着、ここからが置草履エリア。リード練習には良さそうだが…支点が取れそうにないので、CLにお任せした。
フリーで登れる滑り台状の8m滝、見事に足を滑らせて、ウォータースライダー…浅い釜で良かった。
不動ノ滝(12m)は左岸のスラブで登る様だが、枯葉がつもりまくって、スラブかどうかもわからない。右壁も草しかなく、リードはトラロープまでフリーで登る。
不動ノ滝とまとめて5m滝も巻く様だけれど、巻道がよくわからず、不動ノ滝落口まで懸垂下降し、5m滝は水線際で登れた。リードはできないが、ここは楽しく登れた。
次は大滝(14+4m)、左壁上部に残置スリングを見つけたものの遠い…またもやリードはCL任せにしたが、ここはリードしなくて良かった。残置までは階段状なのと岩陰にちょうどいいクラックあり登りやすかったのだが、残置から上部がかぶり気味。
フィンガー決めたい場所には使えない残ハーケンが刺さっており、バランス取りづらく、フェルト靴だと抜口の乗っ越しで足抜けしたら怖いな…で、フォローのクセにA0しまくりました。
続く、ねじれの滝も全くリードできる気がしない…左壁が巻き気味に登り、クラック使って水線方向にトラバース。クラックがヌメヌメでフットジャムが効かない…。フェルト靴でも滑るのに、ラバーソールでどうやって登ったのやら…
2段目も左壁沿いに登る。水線から離れているので、乾いた岩で安心かと思いきや、上部はツルツルスラブで、フェルトでは全く登れず、ここでもA0。
そろそろ置草履の連瀑も終わりになる、ラストは12m滝。ここは竹沢さんリード。
滝の左岸沿いで登るのか、左岸大きく巻いて進むのか迷い、左岸巻き気味に行ったけれど、結構悪かったようです。ここは素直に水線横から木を目指して登るのが正解でした。
ここまでリード練習全くできてない、私。脱渓前に1本くらい登っておかなきゃ!と言うことで、次の8m滝はリード。右岸を巻き気味に支点取る場所もなく登る。落ちてはならぬプレッシャーでドキドキでした。
この滝の後はまた緩やかな雰囲気となり、歩きやすくなるが、進みすぎても下山路が長くなるだけなので、1100m付近で脱渓し、一気に400m尾根を登りあげて、岩岳尾根稜線へ。
稜線だけど木がたっぷりなので、暑さが凌げていい。ここから岩岳経由で下山開始。
岩岳以降、道がわかりにくくなり、たまにルート外れたりしながらもGPSで現在地確認しつつ、余慶橋へ。トラバース気味に歩き続けるため、なかなか標高下がらず、入渓までのアプローチの短さは最高でしたし、登攀要素多めで、沢登り自体はとっても楽しかったけれど、下山道は長くつまらなかった!
2級の沢も余裕で行ける様になりたいと思いつつ、支点の乏しさを目の当たりにすると、まだまだおよび腰になってしまうのですが、登攀練習にはとても良いルートでした、ご一緒してくれたおふたりありがとうございます。
