2023.10.4-10.25 Nepal – CHO LA PASS

山行報告

  

  

 

 

 

  

  

   

  

 ”It would be an exaggeration to say that I went on a trip. All you have to do is book a plane ticket and arrive at your destination as announced, falling asleep while being rocked by the plane.”

  

  

the street in Kathmandu

  

  

Before Paiya

  

 

”The dirt that accumulates on my skin day by day is proof that I am living at this high altitude. It stays with me without being washed away, and it inevitably signals the passage of time. Today is day XX. It’s about the time you can’t even tell if your body smells or not.”

  

 

  

 

”ここは標高4,410mのDingboche。ジンガララの速さで歩くと、Khumbu地方の入り口のLuklaから約3~4日かかる村だ。同じ歳のガイドのNgimaからは、このDingboche以降(以上の標高)ではMilkを含む飲み物は控えるように言われている。新鮮な乳製品が手に入りにくいからだ。Dingbocheでは2泊して高度に備えるので、午前中に順応トレーニングを終えたら中日の午後はゆっくりと時間を過ごすことができる。(昼寝は高山病を引き起こす可能性があるので禁物)
カードゲームで遊んでもいいし、村の人にあいさつをしたり、たまたま居合わせる外国のトレッカーとおしゃべりをするもよし、写真を撮ることに夢中になるのも勿論よし。今のわたしの気分は書き物だ。昨日ようやくお目にかかれたEverest-CHOMOLUNGMAのこともあるし、一番の目的であるGokyoも近づいている今日この頃の思いの丈を、わたしのお気に入り野鳥ノートに開放したい。
宿泊しているMoon Light Lodgeのダイニングも心地よいけれど、ちょうど向かいに一際目立つ、最近建てられたようなカフェがあるので行ってみることにする。
テラスにもいくつか席はあるが、少しだけ肌寒いので中でお茶をいただくことにする。ドアをあけてみると、外観からは想像ができない程に店内は広く、村中のトレッカーがここに集まっているのではと疑うほどテーブルは人で溢れている。メニューには一通りのドリンク類と、こんな高所でもシナモンロールやキャロットケーキといった甘味まで用意されていた。レジにはどんどん列が伸びるので、ひとまず落ち着けそうな席を確保して、レジに並びながらメニューを決める。普段なら迷わずチャイ・ラテを頼むところだが、Milkは駄目だと釘を刺されていたので、大人しくブラックティー、それからチョコレートブラウニーを一緒に注文した。
最も耳にするのはクイーンズイングリッシュ。北米の英語に慣れているわたしにとっては聞き取りづらい。次にジャーマン、アメリカンイングリッシュ、ヒンディー、そしてネパリと言葉の類が飛び交う店内は、4,000mのメルティングポットだ。

向かいのテーブルには日本人っぽい若い女の子が2人ジェンガで遊んでいる。と思ったらジェンガを崩して、イヤホンの左右をそれぞれ片耳ずつに付け、2人で曲にノリ始めた。右の子は派手な色のベストを暖かそうに着て目を閉じて静かに耳に集中している。左のベーシックなトーンの着こなしがうまい子は、キョロキョロとしている様でいて、歌詞の意味に寄るように音楽を楽しんでいた。
若い男性の店員が小走りに机の番号を確認して、わたしの注文の品を持ってきた。コーヒーフレッシュをつけてくれているが、そちらは入れず、少し乾いた口元にBlack Teaを運ぶ、そしてわたしはブラウニーにフォークを落とした。”

@CAFE 4410

  

 

text= Monica MayaPhula Yoshitake
1996.Mar
アクティビティ:最近はスポートに注力
特技:英語の大分弁翻訳

 

 と、トランジット風に遊ばせていただいた所で概要をご紹介します。
 食べものと動物については別ブログにて。

期日:2023-10-04(水)-25(金) 3週間
山域:ネパール クーンブ地方
ルート:エベレスト街道チョラパス
参加者:Monica(投稿)、Mayu、H(会員外)
天候:Namcheまで曇り~雨、それ以降概ね晴れ午後は曇りガスがち

Itinerary

もともとはThree Passという、RENJO/CHO LA/KONGMA LAという3つのメジャールートを繋ぐ周遊コースを予定だった。ハイシーズンに加え、雨季が長引き飛行機の欠航が相次ぎ、飛行機はあきらめてジープを乗り継ぎ徒歩で目的のKhumbu地方に行く羽目になったため、日数が限られてしまった。Gokyo(チョオユーやギャチュンカンに近い)だけは絶対に行きたいということで、結果的にCHO LA Pass を含めた下記のような日程となった。

DayXXDateDetail
110月4日11AM 成田発→(DELインディラ・ガンディー国際空港経由)→11PM Kathmandu着
210月5日Kathmandu ツアー会社と旅程の相談
310月6日1:00AM Kathmandu出発→ミニバス→6:00AM Ramechhap空港 昼まで飛行機離陸せず
12:00PM Ramechhap空港→ジープ7h→Phaplu空港付近
410月7日Phaplu空港付近→ジープ7h→3PM Bpusa
510月8日Bpusa→Shurke
610月9日Shurke→Phakding
710月10日Phakding→Namche Bazar
810月11日Namche Bazar ⇔ Khumjung
910月12日Namche bazar → Milinggo
1010月13日Milinggo→ Dingboche
1110月14日Dingboche ⇔ 3rd Flag(4,800m)
1210月15日Dingboche → Dzonglha
1310月16日Dzonglha → Dragnag
1410月17日Dragnag→Gokyo
1510月18日Gokyo(Gokyo Ri) → Dhole 
1610月19日Dhole → Namche bazar
1710月20日Namche bazar → Lukla
1810月21日Lukla →Kathmandu
1910月22日Kathmandu Hookahで遊ぶ
2010月23日Kathmandu クライミングウォールで遊ぶ
2110月24日3PM Kathmandu発 
2210月25日8:30AM 成田着
ダートをがんがん進むジープははじめの2時間くらいは楽しい。7時間はきつい。
ジープは6人乗りなのに8人くらい詰め込まれる。荷台にも乗れる。

ホンマニペネホンって唱えながら時計回りに回るように左側を通って回す。

ポーター雇わず全装するトレッカーはガイド曰く全体の2割。
エベレストビューホテル付近のボルダー

アマダブラム(母娘)
ジンガララ~

CHO LA Pass
GREAT HIMALAYA TREK
Gokyo Ri

Expense 

出発前に調べてトータル20万でいけると踏んでいたが結局30万かかってしまった。大きな要因はLuklaまでの航空券値上がりと、現地の食費が予想以上にかかったこと、またガイドさんをつけることになったことだ。

山の中では村の規模や標高によって食べ物の値段が変わる。ミネラルウォーターボトル(1L)は一番高くて450円。食事は一食1,200円する宿もあった。泊る宿で食事をとらない場合、宿泊料金が2倍になるとガイドに教えてもらった。

Tour Expense

完全に個人旅行で、ツアーに入らず、ガイドさんもポーターさんも付けずに行こうと思っていたが、日本でKathmanduからLukla行きの飛行機の予約方法がどうにもこうにも分からない。飛行機の予約サイトで該当の便が一切出てこない。。。結局予約方法分からないまま現地でなんとかすることに。
Kathmanduについてから、タクシーに乗り適当に連れて行ってもらったTrekkers HostelWalkabout Internationalというツアー会社に頼んで飛行機チケットを手配してもらおうとしたところ、ツアー会社の人から「おいおい、ガイドも付けんつもりなん?チートすれば行けるけどトラブルになるかもしれんよ」と言われどういうこと?と思っていたら2023年4月から外国人トレッカーはガイド必須ということになったらしい。(2023年10月時点→在ネパール日本国大使
さらに「今はハイシーズンやけん、宿を探すのも難しそうで」「ガイドついちょらんかったらぼったくりのメニュー表出されるかもしれんよ」「通行証とるのも難しいで」と不安要素出されまして、まぁ安全に政府の方針に従いガイドを付けることになった。

 ツアー会社がひとり760USDと提示してきたので、友達に通訳するから内訳を教えてって聞いて出てきた数字が以下の表みたいな感じ。

*あくまで参考程度に

 ここから40USD値切って、最終的には720USDで着地した。そして、行きは結局飛行機でなくジープを乗り継いで行ったので、その分の飛行機チケット代は返金してもらった。

 

  

Belongings

 持ち物について個人的おすすめ度を《Level》列に三段階(◎めっちゃ必要、〇まぁあってもいい、△微妙)に分けてます。女子3人だったので、女性目線です。だいたいどの小屋もベット、枕、布団がありました。4,000m以上ではストーブを付けている小屋に泊まりました。
おりものシートとか使うと下着が汚れずに着続けられたりするので、洗濯不要に。2泊する宿や、ストーブを使用しているところでは洗濯ものを乾かせます。(洗濯に使う水がキレイかどうかはハテナ?です)工夫次第、贅沢回避すればもっと軽量化できます。まぁ、ポーターさん雇うとそんなことも気にせず済みますが、、、以下の装備でだいたい10~13kg程度。

 ポカリの粉持って行ったけど結局重いだけだった。

Culture

  • トイレットペーパーで拭かずに備え付けのチビシャワーで洗い流すスタイルなので便座が常にびちょびちょ
  • 割と値切れる
  • 地球の歩き方には女子は足出しちゃダメって書いていたけどガイド曰く外国人は大丈夫だよ、Kathmanduのシティーガールはミニスカだし、とのこと
  • ホステルのシャワーの湯量がめちゃくちゃ少なかったりする
  • 野良犬が多すぎて怖い
  • エベレスト街道ではドンキ/ヤク/ゾッキョなどのオソマ(糞)を踏まないように気をつけなきゃだけど、下界は野良犬のオソマがあるオソマ大国
  • Kathmanduで働く人の月収2万円以下だとか
  • シティーのメンズはだいたい黒のスキニーパンツ履いとる
  • 山小屋のストーブの燃料は動物の糞を乾燥させたやつ
  • ダルバート頼むとおかわりをめちゃ盛られるので太る
  • ケーキとかくそ甘いので太る
  • 質問したらみんな回答が異なるので誰のことも信用できなくなる(たぶん悪気はない)
  • ネパール人男性って性格が結構日本人の理系男子に似てる気がする

Our Guide

 わたしたちのガイドさんの紹介。名前はNgima(ニーマ)。我々と同世代の27歳だった。日曜に生まれたので、太陽って意味でNgima。弟は月曜に生まれたので月って意味。他のシェルパ族の方もそんな風に曜日で名前を付けるからおんなじ名前がいっぱいいるとかなんとか。

 何日も四六時中一緒にいるので、ガイドさんと相性が悪いと結構しんどそう…。わたしたち3人とNgimaはめちゃくちゃ仲良く、Ngimaがガイドでほんとよかったなーと心底思いました。ご紹介できるので、ネパールのガイドにお困りの方、いつでもお問い合わせください。

 

 

香水のいい香りがする清潔感のある青年が第一印象。あと時間にルーズというかネパリタイム。

  

 

トレック上ではすれ違う人がNgimaのお父さんだったり弟だったり友だちだったり、いろんな人と握手を交わす。宗教上握手は右手で?写真はNgimaのおとんと。

 

 

猫への愛がなさすぎて猫の絵がひどい

 

 

「メニューにあるお茶スモールポットって何カップ分?」って聞いたら、「そらぁカップの大きさによるわな」つって正解を教えてくれない奴

 

 

はじめて覚えさせた日本語は「お前たち、かわいい」

 

 

「UNOしよーえ!」って毎晩言ってくる

他の奴は信じるな、おれだけを信じろが口癖

 

 

全部おれの女(星野げん風)

 

 

先輩シェルパさんにはビジネススマイルかましてた。わたしたちにもビジネスしろよ笑

 

 

ギターも弾けるし
Hookahも上手い

 

 

モテるタイプのシティーボーイか?!と思っていたらKathmanduにでると萎縮してしまう田舎っ子だった笑

 

 

Kathmanduでも一緒に遊んでお見送りもしてくれた。夜中にバイク4人乗りしたのは忘れない笑

 

  

 3週間も一緒に過ごせたのはこのメンバーだったからだと確信してます。まゆちゃんひーちゃん一緒に行ってくれてほんとにどうもありがとう!!!!!

ひだり:取捨選択と時間厳守スキルが山行中に爆あがってたスマイリーガールひーちゃん
まんなか:帰国後、日本食が身体に合わなくなっていて下痢になったまなか
みぎ:腹痛、高山病、重度の咳とあらゆる体調不良に見舞われても最後まで歩ききった最強の山女まゆ

 

 

Ngima—> हामी तपाईंलाई धेरै माया गर्छौं।♡

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