2024.04.27 LA観光とYosemite Swan Slab, Five Open Books – Munginella(5.6)

山行報告

期日:2024-04-26-28
山域:US, Yosemite
エリア:Swan Slab,Five Open Books
ルート
Amphitheater Cracks他
Munginella (5.6)★★★3P
参加者:Monica(投稿)、アメリカンメガネK(元会員)
天候:晴れ
行程:Swan SlabまでCapm 4から歩いて30秒(一番近いサイトから)、Five Open BooksまでCamp4から15分
持って行ったギア:各自→シングルロープ(60m)、カム#0.1-#4各2セット、クイックドロー*6本

「Yosemiteに行ってくる」ってツヨツヨクライマーしか言っちゃいけないとかそんなことはない。Yosemiteは、ベイビークライマーからハイクラス、ハイカーキャンパー観光客、誰もを受け入れる懐の深い場所であることを何よりもお伝えしておきたい。山好き壁好きならほんとに一度は訪れてほしいところである。

元茅ヶ崎会員のKは現在カルフォルニアに出航中なので、Kに会いに行くついでにYosemiteに行ってきた。(ほんとはYosemiteに行くついでに会いに行ってやった←)
Los Angelsの空港に朝一に車で迎えに来てくれて、左ハンドルのでっかい車、アメリカ体形の日系クライマーに久々会うと、わたしが茅ヶ崎に入って間もないころの一緒にいろいろ行った山行を思い出す。Kはわたしにクライミングの世界を教えてくれた山の恩人なのだ。

 

「ろんぐたいむのんしー!」出合い頭のハグでKは完全に照れている。
いやあなたアメリカに来て何年目なのよ、だから英語上手くなんないんだよ。

 

M「ロスすげー、アメリカって感じですね」
K「ごめんアメリカ人はロスって言わねーから。”LA”な」
M「いやその前にあなたさっきロサンゼルスの発音、LじゃなくてRだったわよ」
K「・・・・!」

こんなやりとりも懐かしい(?)

とりあえずアメリカンモーニングが食べたいですということで、ビーチ近くの人気店っぽいところに入ることにする。ウエイターさんが「O×△TwoO×△O×△—」と言ってきて、いや全然分らんわなんて言ったの?とKに聞くと、なんて言ってた?とわたしに聞き返す始末。気を取り直して席に着く。

北米に来たらオーダーしたいもの、それは勿論、ホットチョコレートとパンケーキだ!!!

あっまあま

何人分?周りの現地の方も盛大に残していた。

そのあとはリスとかデカい鳥みたり、観光したり買い出ししたりで初日からもう大満足★

 

翌日、”LA”をお昼に出発し、REI(1938年にワシントン州シアトルで創業した老舗のアウトドアショップ)やCostcoを経由してYosemiteを目指すが、土地デカすぎてなかなか着かない。

ドライブのお供は甘くないフレーバーソーダのトポチコで決まり!
右端がわたしの一口だから何口分?!デカい上手い高カロリーの3つがそろったコストコのピザ。膝の上にはコストコのホットドック!

序章はさておき、やっとYosemiteに着いたのは夜の9時過ぎ。暗くて良くわからないが、Camp4の周りを覆うデカい壁が黒く聳え立っているのだけは分かる。

眠りにつくとき何か轟々と聞こえてくるなぁと思っていたのが朝になって気づく、この音はYosemite Fallsから聞こえてた水音だったのだ!

 

Camp4のエリア図。各エリアにファイヤーピットが一つあり、クマよけ食料庫が4つ(2-3人にひとつ割り当てられる)、3-4組でひとつのエリアに収まる感じだ。

 初日なので、もっともアプローチが近い、「Swan Slab」から行ってみる。

 ショートルートやマルチが犇めく中から、5.7くらいのクラックから徐々にグレードをあげてゆく。
一番のお気に入りはPenthouse Cracksにあるトップロープ課題の出だしボルダー2級くらいで始まる真ん中のライン。

  

 

  

 

 この日はカルフォルニア風パスタで〆た。遥か昔、共にいった北アルプス、穂高岳山荘の中で夕食を食べながら熱い議論を交わした時のように語らい、熱くなりすぎて若干喧嘩して就寝した(笑)

 翌日。

 よく寝てよく食べよく喋って、お昼ごろにマルチに出かけた。アプローチも近いので焦る必要はない!ていうか20時過ぎまで明るく、昼間は日差しで暑いので、個人的にこの時期は夕方くらいから活動したいくらい。

   

本日はFive Open Booksのマルチ、1回も正解の発音できなかった「Munginella (5.6)★★★3P」にエンクラしにゆく。このルートは短いので18時くらいからとりついているパーティーもいるほどだ。

 

 トポ上では3Pだが、2Pにまとめられた。すっきりとまでは行かないが登りやすく、5.6というグレードでナチュプロ主体のマルチができるなんて、Yosemite はすごい。

 ひっさびさのクライミングだというKはしきりに「写真撮って撮って!!」と初心者まる戻りだった。夏の北鎌を先導してくれた時の頼もしさはもうすっかりなくなっていた笑

 

 簡単なマルチを楽しんだら、今夜は日本から他のメンバーが夜合流するのに時間がたっぷりあるため、えるきゃっぷを見学する。

 

みんなが着くのは夜中あたり。夜食を作って待っていますよと言ったものの、Kは「そんな夜中にみんなご飯食べたいのか?」「美味しくできるか分からない」「食べて来てもらった方がいいんじゃないか」とか久しぶりの再会に要らぬ心配ばかりしている。

心配しないようにコストコで買った焼きうどんのレシピを読み、あたたかい料理を楽しんでいただけるよう段取りを考えて、

「キャンプにはこれがなくちゃ」と小川山のキャンプでは一度もやらなかったテーブルクロスをひき、「アメリカのキャンプではこれが当たり前」とテントにイルミネーションを施して意気揚々とみんなのお出迎えに精を出す。

結局みんながついたのは夜中すぎで、そこから久しぶりの再会を喜び宴は続き、2〜3時に就寝して朝は起きれなかった。

さようならK!

  ちなみにわたしはみんなが帰る日にプラス1日して、San Franciscoにカウチサーフィングし、ゴールデンゲートパークの野外ディスコに参加したり、ホストの優しいヴィーガンタコスを味わったり、いい締めくくりをしてました。2025年も行きたいなぁ、、、

 

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