2023.11.05 幽ノ沢中央壁正面フェース

山行報告

  • メンバー:海保、吉武、宮崎
  • ギア類:カム#0.2〜3×2セット、ハーケン数枚、ボールナッツ(ハーケン必須、意外とカムも使えた。)

11月の月例山行で、幽ノ沢へ行ってきました。

私は日帰りでしたので日曜朝に一ノ倉沢出合いの避難小屋に泊まっているメンバーと合流しました。一ノ倉出合いの避難小屋といえば、灰色のブロック壁がどんより薄暗いイメージがあり、(熊避けのために泊まったとの事ですが)ご愁傷…と思ってたら、壁には白いペンキが塗られお洒落な山荘風にリニューされておりました。今後一ノ倉方面にお出かけの際には、宿泊場所としておすすめだと思います。

メンバーと合流後、幽ノ沢出合いまで1時間弱。カールボーデンまでは沢登りで、以前来た際は沢用のシグマシューズでも滑りましたが、今回は渇水のためかカラカラに乾いていて、アプローチシューズでも嫌らしいところはなかったです。(大滝もノーロープで通過できました。)残念ながら紅葉の時期は過ぎていましたが、時期を選べば、カールボーデンはスラブと紅葉が相まって素晴らしい景色となりそうです。

カールボーデンから先は、V字の右ルートメンバーと別れ登攀開始です。まずは顕著な目標のトーフ岩目指します。

1P目海保さんリード、2P目私のリードはトーフ岩の右の草付きを辿るはずが、もしかしたら右へ行き過ぎたのかも…。草を掴みながらの登攀で終了点はペツルが整備されてると記録で見たのに古いものしか見つからなかった。この頃、右側にV字組の3人がよく見えた。また終了点から左下辺りにトーフ岩上部が見えてたと思う。

3P目、まなちゃんリードは左へトラバースしてってもらう。この辺りから岩が脆くて怖かった。

4P目、海保さんがリードしてくてたハング抜けは、ルート上の一番の核心でした。支点はそこそこあったし取れたのかもですが、岩は脆いしハングの部分は土(?)を掴むしかなく、私はフォローでもテンションでした。まなちゃんが私が諦めた海保さんのハーケン(ガッチリ決まってた)を回収してくれた。ナイス!

5P~終了点、この辺りぐらいから、また岩も固くなってきたと思う。とともに、ペツルの支点も出てくる。正規ルートに合流か?ただ一見そろそろロープいらないだろう、てところも侮れなくて、この後も結構なピッチ数をロープを出した気が。

中芝新道に出たのは、15:00過ぎでした。v字右組に連絡を取り、先に下山をしましたが、それでも途中で暗くなり、不明瞭な道にGPSを活用しつつなんとか芝倉沢出合いまで下りました。(その後芝倉沢出合いで、v字パーティをしばし待ち!)

幽ノ沢の岩登りルートとしては、そこそこ登られてて終了点も整備されてると思ってた正面フェースですが、途中は結構脆くて気を遣いました。(ルートを外してたのかもですが。)フリーや沢登もいいですが、たまにはこんな日本的アルパインも楽しかったです。リーダー、谷川アルパインの計画ありがとうございました。来年は出合いの避難小屋に泊まれる事を楽しみにしてます

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