参加者:小林+会員外(起点さん)
お盆は明石沢含む継続の沢登りを計画していたが、南アルプスの天気はずーっとイマイチ。じゃ、コンディション良さそうな紀伊・大峰に、と思ったら地震がきて南海トラフが続く可能性があるとのこと。どうしようかな…と迷った末、前半天気が良さそうな北アルプスの沢に決める。5時に七倉温泉集合ということで仕事の疲れも考慮して「途中は仮眠取りながら、向かおう」とちょうど家を出発しようとした瞬間、自宅のある神奈川で地震。「南海トラフ⁉︎」と一瞬思ったが、どうやら神奈川ローカルの模様。色々あって金曜夜に出発するが、地震の影響で中央道が一時通行止めで下道走ったりと、なかなかのドタバタ出発となった。
4時頃に七倉山荘の駐車場に到着するが、なんと満車。あんなに混んでる七倉山荘は初めて見たが、諦めて北葛沢出会近くに駐車して6時半にやっとこ入渓する。下部ゴルジュに入って「北アルプスの沢」に載っていたジャンプ写真の滝、一ノ沢、二ノ沢と順調に通過し、昼過ぎに旧・取水塔に到着。
とりあえず休憩しながら進もうか考えるが、トポだとこの先の上部ゴルジュは時間が掛かっているようなので初日はここ(標高1,150M位)で幕営とする。渓相が良いので釣りをしてみるが、全く釣れず。。途中イワナの魚影も無く厳しい予感はしていたが、やっぱりダメ。
二日目は4時半に起床し、6時に出発。ほどなくして上部ゴルジュに入り、しばらく進むと七ツ釜へ。ここは右(左岸)から巻いたがなかなかの迫力!七ツ釜を過ぎると渓相も穏やかになり上部ゴルジュもここで終了。ちなみに、上部ゴルジュ抜けた直後に先行パーティのまだ火の温もりのある幕営跡があったが、下山後に知ったのだが一緒に行ったパートナーの知り合いが1日前に入山していたとのことで、なんたる奇遇!
しばらく進むと標高1,600M位から雪渓歩きとなり、最上部のザレザレのガレ場を登ると北葛乗越へ到着。時間はちょうど正午ぐらいと中途半端。。ここで「どうしようかー?」と相談の後、余裕で下山も出来るが、お盆前半しかない良い天気でのせっかくの快適な夜なので針ノ木谷を下ってみることに。
針ノ木谷を下り、七倉岳に直登出来そうな沢との出会いに二日目の陣幕。せっかくの針ノ木谷、「ぜったいイワナが釣れるハズ!」と鼻息荒く釣りを開始するが、魚留滝近くで先行者パーティの足跡を見つける。。「でも、釣れるハズ!?」と信じて黒部ダム近くまで釣り下がるが、まさかのボウズ。。。傷心のまま幕営地に戻り満天の星空を見ながら眠りにつく。
最終日も6時に出発。七倉岳への直登沢は厳しい藪漕ぎも無く、快適に稜線へ到着。船窪小屋前ベンチで休憩した後、尾根を下り無事昼前に七倉温泉へ下山出来ました!
下山後は大町市・昭和軒のド迫力(!)のかつ丼・大盛をいただき、素敵なお盆前半の沢旅を終えることが出来ました〜♪
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