雪解けを迎える乗鞍の沢から千町ヶ原の高山植物を鑑賞する旅に行ってきました。今回は会外メンバー1名(起点さん)との遡行。「道の駅 ひだ朝日村」に6時集合で自分の車に2人分の荷物を載せ、九蔵集落を超えてゲートまで車で入る。林道をしばらく歩き、青屋古道と分かれる橋から入渓する。
多少渓谷は荒れているが(林道を通してまで堰堤を建造してるのも納得の渓相)、なかなかの美渓。心地良い初夏の空気を浴びながら、沢を遡行。林道を歩けば一瞬で幕営地まで着きそうだが、それじゃ風情が無い。
時間的な余裕もあるので釣りを楽しんで遡行。餌でも、毛鉤でも食い込みは良いが、ちょっと個体数は少なめかも。とはいえ夕飯のおかずをキープして幕営地へ。クライミングは…登る気なら楽しめそうな滝があったが、時間掛かりそうな滝は全て巻いてしまったのであまり記憶に残っていない。。
1,700M地点に良い幕営地を見つけて、ここで今日は終わり。
2日目は夜明けと共に起床し、6時過ぎに出発。上流部はそんなに難しい場所もなく、2,000M超えた辺りから500M程の笹藪漕ぎを経て登山道に合流。ワタスゲが広がる千町ヶ原に到着!
登山道沿いに高山植物を鑑賞しながら奥千町避難小屋へ。乗鞍岳を間近に見ながらここでしばし休憩。
休憩の後は昨年藪刈りした模様の青屋古道を下る。「かみまきたろうのすけ」の伝説を噛み締めながら13時頃に車に戻る。
もう中央道の渋滞に掛かる時間なので、塩沢温泉・七峰館で温泉に浸かってから野麦峠を通って伊那から帰宅した。びっくりしたのは野麦峠。結構急峻な峠で「あゝ野麦峠」のストーリーを舐めていたが、冬季に野麦峠を歩いて越えていた先人達の根性には脱帽。途中には古い校舎を改築した野麦学舎があり管理されている方と話してみると、8/11(月)山の日に夏祭りやるそうなので、近くに行かれた際にはぜひ訪れてみては。
記:小林

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