参加者:小林(大)+現地友人
他の山岳会メンバーが南・北アルプスをはじめとした残雪期登山を計画する中、2023年のGWはインド旅行を計画した。春に会社を辞めたトレッキング好きの元同僚を訪れるチャンスがあり、せっかくなのでインドでトレッキングを体験してきました。インドといえば北部のインドヒマラヤが山屋には有名だが、今回はインド中部のマハラシュトラ(Maharashtra)州ナシック(Nashik)で日本では超マイナーな現地インド人が日常に楽しむトレッキングにチャレンジした。
ナシックへの移動はマハラシュトラ州都・ムンバイ(Mubai)へ成田から直行便に乗り、MSRTC(マハラシュトラ州立のバス会社)のバスでMumbai Central Bus Stationから5時間揺られて到着。バス予約はインドのメジャーなオンライン予約サイト”redBus”から出来ますが、ターミナルでは誰も英語が喋れるスタッフがおらず、根性だけで乗車するバスを探し当てる。ちなみにインドはUberも使えるので、お金をかければ空港から直接ナシックへの移動も可能!
ナシックへ到着後は友人宅で食事をいただき、夕方はナシック市内の観光へ連れて行ってもらった。知り合いがいなかったら一生訪れることなかったような気がしますが、ガート(Ghat)、寺院などローカルな観光体験が出来たことに感謝。
ナシック2日目はいよいよ小高い丘を登る往復4kmのトレッキング体験。昼間は暑い(今年のインドは熱波で死者も出てるくらい)ので朝6時に出発し、丘の上まではエサを強請る猿がたむろする階段を昇っていく。何も食料持ってきていないのだが、ガンガン引っ掻いてくるし、頭やらザックの上に飛び乗ってきてなかなかアグレッシブな奴らだった。
無事階段を登り終えると快適な草原のトレッキングとなり、丘の先端まで行きトレッキングは終了。よくよく見ると丘全体がクラックが散りばめられた岸壁に囲われていて「なんか登れそうだなー」なんて考えていたが、ここはヒンドゥー教の聖なる山らしく、ボルトとかはNGかも。ちなみに今回は訪れた友人はトレッキング以外にもボルダリングもやるそうだが、まだまだインドではボルダリング、ロッククライミングはマイナーなんだとか。ナシック以外の都市も郊外に岸壁が無数にあったので、将来インドでクライミング人気が出ることもあるのかも!?
ナシック訪問後、同じマハラシュトラ州のオーランガバード(Aurangabad)へ移動し、世界遺産のアジャンタ(Ajanta)洞窟、エローラ(Ellora)洞窟等を観光した。タージマハル、バラナシのガンジス川が日本では有名だが、オーランガバードの遺跡群も素晴らしいもので、有名観光地に飽きたらぜひ次の訪問地にお薦めしたい!マハラシュトラ州滞在でした。
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