2023.5.27-28 飛騨 高原川・赤谷 沢登り

山行報告

参加者:小林(大)+会員外

梅雨入り直前の5月最後の週末は、今シーズン初の沢登りに行ってきました。同行してくれたのは今年のWCMでお会いした富山のクライマーの方で、奥飛騨温泉郷・道の駅に8時に集合しての出発でした。富山から新穂高は山越えすれば1時間程だそうで、神奈川から5時間掛けて新穂高・錫杖を目指す茅ヶ崎メンバーからは羨ましい環境。まずはゴールの福地温泉に車1台をデポし、高原川と赤谷出会から遡行を始める。

赤谷周辺の高原川 高原川の渡渉が核心となることもあるようだが、今年は雪代も治っており難なく渡る

赤谷に入ってからは5月ながら初夏の香りがする飛騨の美渓を堪能しながら、まったりと遡行していく。去年行った黒部の赤木沢も綺麗だったが、赤谷も里山の雰囲気を持つ素敵な美渓でした。

初夏の香り漂う美渓
巨大ヤマカガシを発見!

途中そこそこの滝に出会う。同行者は以前水量が少ない秋には登ったそうだが、今回はしっかり水が流れているのでここは巻く。この滝を過ぎると穏やかな流れとなり、イワナの魚影も走る素敵な楽園でした。

ここは巻く

14時頃にはテント場に到着し、タープを張って、焚き火を始めたら、酒を飲みながらまったりと時間を過ごす。

翌日は日の出と共に起床し、6時過ぎに遡行を再開する。だんだんと流れも細くなり、滝にも出くわしながら巻いたり、登ったり、と稜線を目指していると、流れが途切れる直前に小屋跡を発見。遡行途中にビニールパイプやワイヤーの残骸が所々に散見され、「こんなところに人がいる?」と思っていたがしっかり先人たちの痕跡を見つけてきました。

綺麗なナメ、プロテクション取れないんで右岸から巻く
流れも細くなってきた
稜線近くの小屋跡

稜線からはオゾブ谷への下降路を探すが、最後の最後でなかなかの絶壁で苦労。未知の岩壁としてクライマーの中では知られているようだが、弱点を探して50mロープ1本x4発の懸垂下降で崖の下降出来た。(写真は撮り忘れたが、興味のあるクライマーは地図を頼りに行ってみては!)

ラスト4発目の懸垂下降へ
車は2台あると便利

終わってみれば楽園にいるような週末になり、美渓を紹介いただいた同行者に感謝です!帰りは早め昼過ぎの解散となったため中央道の渋滞時間を避けるため時間を潰そうと、気になっていたが行けていなかった新穂高の奥飛騨クマ牧場→平湯温泉→初訪問のカモシカスポーツ松本店と優雅に時間を時間を使い、神奈川への帰宅となりました。(完)

奥飛騨クマ牧場

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