ヨセミテ初日は、有名ルートのNutCrackerへ。エルキャピタン近くのManure Pile Buttressにある人気ルートです。込み合うという話でしたので、時間を遅くして取り付きましたが、先行2P?、後ろにも1Pの盛況でした。
1P(吉武)はトポの1Pと2Pをリンクして登りました。コーナーをレイバックで、足はスラブを拾う。技術的核心ピッチ。同じ花崗岩でもヨセミテは、小川や瑞牆よりも岩がつるつるで滑りそうなのと、日本じゃ避けて通っていたレイバック課題で怖かったです。
2P(宮崎)ランぺ~テラスへ。ここで先行に追いつく。言葉は通じないが、ヨセミテで出会ったアメリカ人は皆陽気でいい人達だった。日本から来たというと毎回coolと言われた。(政府戦略の影響か?)
3P(宮崎)2P目は歩きみたいなものだったので、譲ってもらう。出だしが切れ落ちてて怖かったのと、こちらも苦手なレイバックが出てきてスリリング。
4P(吉武)スラブをトラバースして、小ハングを越えてく。スラブは超ランナウト!
5P(宮崎)メンタル核心のマントル返しの垂壁直前までのハンドクラック。
6P(宮崎→吉武)垂壁の凹角を登る。乗越はマントル返し。トポにはメンタル?マントル?と書いてあったが、絶対メンタルだと私は思った。サイドの壁はヨセミテ特有のつるつる花崗岩で使えないので、小さいカムを固め取りして遠い一手を取りに行く感じだったと思う。最後に決めた0.2カムにテンション掛けたら抜けて着地してしまい、まなちゃんへ交代してもらう。まなちゃんは、思い切って上部を取りに行ってたけど、リーチ的には結構厳しいと思うのに、さすがだと思った。
トップアウト!終了点は真っ平な広いテラスで居心地がいい。下山は、終了点から少し登ってから歩いて降りれました。初日から、ランナウト、つるつるの花崗岩、レイバック、とヨセミテの洗礼を受けた感じでしたが、登れてよかったです。1Pが長いので、私はカムは3セット持ってきてよかった!思いました。日本のマルチと違って残地ボルト等も一切なく、本当に素晴らしいルートでした。これから始まるヨセミテ生活にわくわくどきどきでその日は終了しましたとな。
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