2024.09.12-21 北海道ツアー 青巌峡&名寄

山行報告


期日:2024-09-11~22(移動日含め)
山域:北海道⇒青巌峡、名寄
参加者:Monica(投稿)、まっしー(会員外)
持って行ったギア:シングルロープ50m, 60m, 70m, 70m

**本ブログにはルートの詳細も記しています。予めご了承ください。**

もう10月なのに、茅ヶ崎山岳会のブログがぜんぶ
唯一残っていた剱岳周遊も次のページにいってしまい、乾いた岩の記録を載せなければ、この会は沢屋さんしか受け付けないと勘違いされかねない!!!!!ので、忘備録含め記録を残します。

 

薄被りでガバで短いよ〜っという謳い文句にまんまと引っかかり、移動含めて約10日間の北海道クライミングツアーに行ってまいりました。

 

◼︎日程

Sep エリアMonicaまっしー
11関東→新潟
12新潟→日本海
13小樽→青巌峡マサイ族10a★MOS
ジェロニモ11a★★★ 3tries RP
死刑執行13b Tr
マサイ族10a★ RP
死刑執行13b  3tries RP
ラビアンローズ13c★★★ 2tries
14青巌峡人気ルートだぜ10a★ FL
天国列車12b★★★★ 4tries
人気ルートだぜ10a★ MRP
ラビアンローズ13c★★★ 2tries
天国列車12b★★★★ 2tries RP
ジェロニモ11a ★★★ MRP
15占冠→名寄
16名寄プチトマト10a★FL
私が好きだ11a★★ OS
モグラの穴11a★★★ 1try
サンピラー12b/c★★★ 1try
プチトマト10a★RP
ビューティアンドブリリアント13a/b★★ 3tries MRP
月の石12d★★★ 1try
17名寄森のかばさん10a★FL
サンピラー12b/c 2tries
月の石12d★★★ フォロー
森のかばさん10a★ MRP
フェミニスト11a/b★ MRP
月の石12d★★★ 2tries
18名寄サンピラー12b/c 1 try
モグラの穴11a★★★ 1 master try
月の石12d★★★ RP
サンピラー12b/c RP
19青巌峡にんじん5.9 MOS
天国列車12b★★★ 3 tries
にんじん5.9 RP
ラビアンローズ13c★★★ 3 tries
20占冠⇔富良野
21青巌峡→苫小牧→太平洋天国列車12b★★★ 3 tries天国列車12b★★★ ヌンがけ
ラビアンローズ13c★★★ 4 tries
22→大洗
フリーの記録をちゃんと残すのははじめてだー

 

9/12(木)

 

そうクライミングツアーは移動日から始まっているのだ!ピアBANDAIであたしんちを見ながらおっきなおにぎりとお味噌汁で朝ごはん。フェリーで食べるために海鮮ランチボックスを調達していざ出航!

北海道でどんなキノコに出会えるのかに備えて、キノコ図鑑を眺める。キノコ初心者のまっしーのためにキノコの生活型の種類から教えるこれぞ海上青空キノコ塾!

そしてヒグマ対策は、姉崎等さんの「クマに出会ったらどうするか?」を熟読し、熊との対面時は動かず目をそらさず仁王立ちでウォーと唸ることをひたすらイメトレする。北海道ツアーで怖いのは、宿題を残すこととヒグマだ!

北海道の陸に着くまで、まだトポを開かないのがミソ!!正真正銘のオンサイトトライである。

 

 

Day1:9/13(金) 

小樽への着港は朝の4時に、本州とはすでに違う心地よい気温の中、東を目指す。途中、夕張でまっしーの大好きなセイコーマート(以下:セコマ)に立ち寄り朝ごはん。入口脇の北海道土産コーナーには、セコマTシャツとホットシェフTシャツがあって(他の店舗では見なかった)、普段静かなまっしーがやけにはしゃいでいたのには、セコマ初心者のわたしはこの時は理解できなかった。

助手席で爆睡して目覚めると左に赤い岸壁が見えてきた。あ、、、、これ天国列車だ!!!(←北海道に行く前に唯一持っていたわたしの事前情報) 

天国列車12b★★★★

平日だからかエリア全体特に混み合っておらず、★付きルートからやることにする。まっしーがここら辺に10aがあるよ~というので、特にトポも見ずに「マサイ族10a★」にとりつく。中間、上部で、ムムム、となり、幸先の悪さを感じた。

マサイ族10a★



まっしーもマサイ族でアップして、Monicaはすぐ右隣りにある「ジェロニモ11a★★★」にトライ。

 

ジェロニモ11a★★★

下部は5.9で、後半に核心ある。アップのつもりで登ったらテンション!しかもトップアウトできずに一旦降りる。今回Monicaの目標は天国列車12bだったので、一気にわたしは何をしに来たのだ、、、という気分になった。マサイ族を登った時に、あれれ、何かやな感じだぞ?と思っていたが、チャートが無理だということに気が付いた。騙されたのだ!!!

わたしは打ちのめされている中、まっしーは奥の方のエリアにある「死刑執行13b」をトライ。

 

 

3年前に来た時に触って、宿題になったらしい。器用にヒールを何度も繰り返し、小さそうなホールドを取り、本日3便目でRP。1日目から13台をおとせてご満悦そうだ~。そしてまっしーは死刑執行の右隣にある「ラビアンローズ13c★★★」をトライし始めた。

一方、Monicaはというと、3便目にしてジェロニモを終わらせ、せっかくなので、死刑執行にトップロープを張ってもらい登るけれど、思い出作りにもならないくらいすぐ力尽きる。この日は天国列車を触ることなく終了となった。

夜ご飯は占冠駅の近くの中華料理屋さんチィナで回鍋肉定食(1000円)をいただき、湯の沢温泉(550円)で船とクライミングの疲れを癒す。

Monica
マサイ族10a ★MOS
ジェロニモ11a★★★ 3rd try RP
死刑執行13b Tr

まっしー
マサイ族10a
死刑執行13b  3rd try RP
ラビアンローズ 13c 2tries
 

セコマのオリゴノールプラス。「スポーツドリンク味」って何味?

 

 

Day2:9/14(土)

 

1日目のチャートにズタボロにされたメンタルは、湯の沢温泉の治癒力では足りず、本日も朝からびびっている。今日は土曜日なので、道民の方も多く訪れ、駐車場もいっぱいになった。

まずは人気ルートそうな「人気ルートだぜ10a★」から始める。ラインがよく分からず、ランナウトし、また朝イチからやだなぁ~という感じだ。まっしーは本日も引き続き「ラビアンローズ13c」に取り組むために、奥のエリアに行く。本日は他にトライする方がいて、マスターはすでにかかってあった。わたしのような凡人クライマーだとヌンチャクがかかっていると喜ぶものだが、まっしーは変な(=強い)やつなのでマスターかかっていると落ち込む。笑 

そういうところからクライミングに差がでてくるのか……?

プリクリ推奨?

まっしーは1便目でムーブばらし。ラビアンの出だしは死刑執行と被るので、休日は順番を待ちとなりそうだ。

そしてMonicaは意を決して「天国列車12b★★★★」に向かう。人気看板ルートだから行列かな~、、、なんて思いながら行くと、どなたもおらず、さらに朝かかっていたヌンチャクが回収されている!マスターからかよ!!いやだ!!とは言ってられず、有難くマスターオンサイトトライだ。

天国列車12b★★★★



チャートのように体は硬く、がちがち。。。2ピン目までクリップして遠い1手、そこから2ピン目付近までの足上げに躊躇し、てんしょーーん。もう疲れてしまったよ~。

「まっしー、ラビアンのアップにちょうどいいよ?やんない?」と上手く誘導し、2ピン目以降のぬん掛けも兼ねて登ってもらうことになった。まっしーは学生時代に北海道にいて、天国列車は約8年ぶりのトライとなる。「覚えてないからオンサイトトライだよ~」と言いながらスラスラ登り、核心と思われる個所も通り過ぎたところで落ちちゃった!もしかしてあそこが核心なのか…?何はともあれ、すべてのヌンチャクをかけてもらい、おまけに「いや、ツアーは効率大事でしょ」とぬかしながらトップロープまでセットしてもらった。

その後、Monicaはトップロープで1便、まっしーがするするとRPを決めて、再度Monicaのリードトライ。だがしかし、もう腕がパンパンで2ピン目にすら辿りつけない。2ピン目付近のオオガバ下を10回くらい確認して、まっしーのラビアン本日2便目に移る。夕方になるとこのラビアンがある場所は妙に湿度を感じるじめじめエリアだ。

そのあと、天国列車に戻って来て、時間とテンションをかけながらなんとかリードでトップアウトし、物足りなさそうなまっしーが暗がりの中ジェロニモで〆て、ヘッデンをつけながら下山となった。なんで北海道まで来てヘッデンなのよ!!エンクラじゃねーのかよっ。

湯の沢温泉の食堂に駆け込んでザンギ定食(1230円)をいただき、本日のお湯で何もできていない自分だけど褒めたたえる。名寄ではがんばろう!

Monica
人気ルートだぜ10a★ FL
天国列車12b★★★★ 4tries

まっしー
人気ルートだぜ10a★ MRP
ラビアンローズ13c★★★ 2tries
天国列車12b★★★★ 2tries RP
ジェロニモ11a ★★★ MRP

 

Day3:9/15(日) レスト日

 

本日はレスト日。ゆっくり北に移動しながら、名寄方面を目指す。この時点では青巌峡2日→レスト1日→名寄3日→レスト1日→青巌峡2日の予定であった。

とにかく美味しいものを食べて、お花畑にはいちいち立ち止まって、北海道を楽しもうと頑張る。

 

占冠→富良野→→かんのファーム→ぜるぶの丘→セイコーマートはしご→美し乃温泉730円→食事処結→なよろ道の駅車中泊

 

Day4:9/16(月)祝

 

名寄のモーニングの定番はというと、そりゃもう言わずもがなセコマのホットシェフである。*(ホットシェフとはセコマのお店で調理されているお弁当屋/総菜のこと。 )

お店で作るから、
「あったか、おいしい」

まっしーはクライミングの時以外はボーっとしているのだが、セコマの駐車場に入ってからの動きが異常に機敏だ。しかも毎回大量にお昼も買い込んでいる。Monicaはこの日から朝食にセコマの「ピタサンドミート(260円)」が獲られないとセコマのはしごを強要するようになるが、このピタサンドミートが美味しかったかと聞かれると、今思えばセコマバイアスがかかっていたのかもしれないなとも思う。

さて、名寄への入山はまず林道のゲートが開いているかが問題であるが、この日は祝日、着いたのも9時ごろだったので開いていた。

岩場に着くとふたりとも知る大先輩と、わたしの慕っているクライマーがいて、こんな所で!といった感じだ。まっしー曰く、今年の関東からツアーで北海道に来ている人は例年より少ない気がするとのことだった。

大先輩が「名寄は初めて来たけど佐久志賀に似てるね~おれに合っているよ」と言っていたので、佐久志賀寄りならわたしもイケるかもとちょっと安心して登りたくなりはじめた。

いろんなルートにすでにヌンチャクがかかってあったので、空いているルートからアップにとりかかる。とりあえず、★のついている10aの「プチトマト10a★」からだ!

いや、登れましたけども、謎にジャミングしてしまい、またやな感じだ~とひより始めた。まっしーは何やろかな~と呑気に呟いていたので、適当に近くにあった「ビューティアンドブリリアント13a/b★★」(略してBB)がいいんでない?と無責任におすすめし、ヌンチャクもかかっていたので、トライ。

何mか知らんが、とても長い。クォーター最後のところでまっしーが「てんとう虫色のカメムシがいっぱい挟まっている!!!」と叫んで、ブラシで虫を掃除する。他にトライしていたお兄さんも「岩が暖かいと出てくるみたいです笑」とこの虫が核心的なことを言っていた。

 

こいつだ!

一方Monicaは、まっしーからおすすめされていた「サンピラー12b/c★★★」にトライしたいがその周辺は居心地がいいので、道クライマーがいっぱいいて、こんな人が多いところで登れないよ~と弱気にぐいぐい系の「私が好きだ11a★★」にトライ。無事OSして、機嫌を取り戻した。

BBの方に戻ってまっしーが2便目、わたしはまだサンピラーをやらず、「モグラの穴11a★★★」をやったら登れずちょーーーご機嫌ななめになり、まっしーの3便目のビレイに徹する。ところが、さっきのお兄さんがBBを終わらせてしまったため、ヌンチャクは回収されていた。「とりあえず、ぬん掛けしてくるよ」と傍からみると特に気張らずトライしてたのに、、、、結局マスターでてんとう虫色のカメムシを潰しながらRPしてしまった。しかも余裕そうだ、、、

ホットシェフパワーだ!

わたしもがんばるわ、と夕方になってようやく人影が引いてきたサンピラーにトライし、長い核心までの道のりはランナウトと闘いながらも、核心で力尽きる。そこからトップまでもまたランナウトと格闘し、一応トップアウトをした。トップアウトしたのは偉いぞ、と自分で自分を鼓舞しないとこのツアーは乗り越えられない、、、

サンピラー12b/c★★★

さて、ツアー2本目の13台をRPしたまっしーはまだまだ物足りない様子で、名寄イチ傾斜のある「月の石12d★★★」をやっている。最後の1本に傾斜のある12d?!

月の石12d★★★

そしてヘッデンで下山する。じゃあもうちょっと朝早くこよーよ!だが、ホットシェフがそうはさせてくれない。

夜ご飯は、廻転寿司きららでまっしーのBB-MRPのお祝いをして、名寄温泉サンピラー(500円)の湯に浸かった。


Monica
プチトマト10a★FL
私が好きだ11a★★ OS
モグラの穴11a★★★ 1try
サンピラー12b/c★★★ 1try

まっしー
プチトマト10a★RP
ビューティアンドブリリアント13a/b★★ 3rd try MRP
月の石12d★★★ 1便出して時間切れ

 


Day5:9/17(火)

もちろん今朝もホットシェフ。

平日ではあるもののシーズンなのにこの日は貸し切りだ。

だれも居ないので、人が多くて登れない~という言い訳できない。昨日は人気そうだった「森のかばさん10a★」からアップする。

ん~、わたしには10aと12b/cの違いがあまり分からない。10aでも難しく感じてしまう。

まっしーの2本目は「フェミニスト11a/b★」で3ピン目くらいまですげーランナウトするルートで何それ~って感じだった。

わたしのフィジカルのコンディションでは、本日サンピラーは出せて2~3便、サンピラーは下部で心地の良いアップができるので、かばさんの後すぐに取り掛かる。ちなみにヌンチャクはこの数日ずっとかかりっぱなしのようだった。本日のムーブを確認し、パンプ具合から次の1便が今日ラストであることを悟る。

まっしーは月の石にトライ。

大先輩は2便でおとしたとか!

3日後に雨が降りそうだったので、明日名寄→明後日青巌峡→明々後日レスト→最終日青巌峡という予定に変わったため、青巌峡の天国列車を落とすためには名寄をどこまで頑張るか、はとても重要だった。

 

ということでサンピラーの本日2便目。核心に入ったとこの1手目でもうダメだ~と諦めた。

 

明日にかけるしかない、、、、そうしているとお昼過ぎから雨が本格的に降り、雨宿りをする。明日も一日あるので、下山してレストでもいいのに「17時ごろやむよ、そしたら乾くよ」とまっしーは登ることに抜かりない。今日はもうゆっくり休んで明日に備えればいいのに、、、

見晴台へ散歩していたりしてたら日暮れも近づき雨が止み、まっしーはもう1便月の石を出すという。わたしもエンジョイしながらもう1本登りたいよう~傾斜があるならガバでしょう~フォローで月の石登っていいかい~?とよく分からないオファーも懐の広いまっしーは受け入れてくれて、謎のリード&フォローで夕闇迫る中の登攀。

結果、わたしはヌンチャクを掴んでも進むことが難しく、写真なんか取らずに引き上げて!と騒ぎながら終了点にたどり着く。その頃すでに名寄の夜景が広がり(わたしには見ている余裕はない)、最後はもっとも謎であるが、空中振り分け懸垂(しかもMonicaが制御)でパンプした腕にとどめを刺して、この日もヘッデンで下山した。

ツアーを通してのハイライトは、この下山の時になんか獣がいてわたしが悲鳴をあげているときのまっしーのいままで聞いたことない追い払い声である。

それにしてもなんでまたしてもヘッデン下山なんだよ!

Monica
森のかばさん10a★FL
サンピラー12b/c 2便
月の石12d★★★ フォロー

まっしー
森のかばさん10a★ MRP
フェミニスト11a/b★ MRP
月の石12d★★★ 2便


名寄温泉サンピラー500円

ナマステネパール名寄店
バターチキンとライス1200円
マサラチャイ300円

Day6:9/18(水) 

 

明日は青巌峡へ移動して連登4日目となるので、この日は短めに登ろうと話していた。わたしはサンピラーの1便にかけているので、アップはサンピラーの下部として1本目にトライする。

強風で核心あたりのヌンチャクが揺れている。風当たりのいいサンピラーでは飛ばされそうになる・・・・もう腕がああああ、、、。核心でテンションがかかって時点で、青巌峡のためにトップアウトも我慢し、おろしてもらう。落とせなかった。。。

サンピラー12b/c とてもいいルートだ

月の石は昨日の雨上がりと打って変わって乾いており、まっしーは気持ちよさそうにRP。

月の石12d★★★

そちらに感化され、今日はもういいわい!と思っていたMonicaもやっぱモグラの穴回収するわ~とトライするも玉砕される。モグラは封印だーー!

モグラの穴11a★★★

まっしーは最後にサンピラーを再RPして早めに下山した。ヘッデンじゃないの久しぶりだよ。

心ゆくまで吹上温泉白銀荘700円に浸かり、翌日の青巌峡アゲインに備える。


吹上温泉白銀荘

Monica
サンピラー12b/c 1 try
モグラの穴11a★★★ 1 master try
まっしー
月の石12d★★★ RP
サンピラー12b/c RP



ハートヒルパーク展望台車中泊
展望はなく、トイレがきれい

Day7:9/19(木)

 


最終日の印象が強くこの日の記憶があまりない。「にんじん5.9」は面白かった。そしてヘッデン下山だったことだけは覚えている。ふたりともRPできずに終了。

Monica
にんじん5.9 MOS
天国列車12b★★★ 3 tries

まっしー
にんじん5.9 RP
ラビアンローズ13c★★★ 3 tries



湯の沢温泉のエゾ鹿シリーズが思った以上に美味しかった!

Day8:9/20(金) レスト日

 

残す1日のトライは、本日いかにレストできるかにかかっている。できるだけ寝て、まずはセコマブランドなのになかなかセコマでは見つけられなかった、占冠のハマナスクラブで販売されている「北海道バターアイス」からだ。(前日の夜も食べた)これ、美味しすぎて笑いが止まらない。なんで全セコマに展開しないんだ!

めちゃくちゃおいしい

それから富良野にジンギスカンを食べに行く。最終日を残してやっと北海道っぽいことができた気がする。訪れたのはひつじの丘というところで、キャンプ場も併設されている。ここのラム、美味すぎ!!!まっしーにはいっぱいもやしを食べさせ、わたしは1番ランクのいいラムに集中する。これもすべて、明日のためだ。駐車場にはうさぎ小屋もあって、バニーがめちゃくちゃ可愛く、ここでも観光っぽいことができてよかった。

 

そのあと吹上温泉白銀荘700円に数時間入る(いや、これ逆に疲れるのか?) 筋肉リカバリーに効果の良いお風呂の入り方ってあるのかなぁ〜

昼にジンギスカンめちゃくちゃ食べたのでお腹は空いていないと思ったが、夜は自然とホットシェフに寄ってしまった。

Day9:9/21(日)

最終日。

土曜日なので、ある程度順番待ちを覚悟していたが、また天国列車は空席!!マママ、マスターからかよ〜。

ラビアンは連日トライしているお兄さんのヌンチャクがすでにかかっており、まっしーはマスタートライできないことが実は悔しそう。

「まっしー、天国列車はアップにいいんじゃない?」というわたしの下心しかないおすすめにも強いクライマーは動じずぬん掛けしてくれた。ありがたや。。。

 

ー天国列車12b★★★★ー
まず、4P目のクリップがちょっとやだ。わたしは右手でカチを持ったまま左手でクロスクリップ。それから左手をサイドに持ち替えるのに難儀し、左足を気持ち高めにあげて右の遠くバランスの悪いサイド取りだ。サイドを取ったら安定するので左のヒールに入るがこれを忘れる、、、最初はこのヒール時にクリップしようと思っていたが、ヒール下手くそでクリップは厳しい感じだ。左手で甘めのサイドをとって足を細かくあげていき、最後はガバスローパーへデッド。1便目はここで左手が滑ってしまった。

まっしーはラビアンの1便目を出す。本日は死刑執行にトライするお二人、ラビアンのお兄さん、まっしーと4人で回すので、待ちながらトライする。ラビアンについてわたしからコメントできることは特にないが、まっしーは核心まで簡単そうに登る。

何を持っているのか分からん

 

Monicaの天国列車2便目は、右サイドがとれ、スローパーも抑え、ガバ取って5P目のクリップ、この時わたしは小癪にも右足でニーバーぽくして耐える。左上の斜めスローパーからの右手を遠い大ガバに。この大ガバが取れれば実質終了なのだが、パツパツムーブに力尽きた腕は耐えれず、敢えなくフォール。きゃー悔しい〜という元気はまだあった。

まっしーのラビアン2便目。ラビアンの2P目は死刑執行のヒールに干渉するので、トライ毎に回収している。ふつうはプリクリ棒で下からかければいいのだが、我々はそのような文明的なものを持っていないので、まっしーは2ピン目のヌンチャクをかけながらゆく。道民クライマーはみんな優しいので、プリクリ棒貸そうか?降りるときにかけてきてあげたらよかったね、など声をかけてくれる。
5P目でしっかりレストしているのだが、レスト中も着実に吸われていっているようだ。

右手をアンダー、左手でカチ?をとり、左足を高く上げて右手をとる。右手が保持できずにフォールとなるが、これ、めちゃくちゃ悪そう。右手が取れたら体がほぼ横になるような体勢で体を引き上げ、左手を出す。ワンテン入ったあとは右手の保持ができるようであるが、繋げたら止めるのが難しいみたいだ。

 

続いてMonica3便目。4P目の右サイド取りで力尽きる。このサイド取りのムーブが固まらない。右足を踏む位置が限定的で、その顕著なスタンスに右足、左手をサイドに持ち替え、いったん右足を身体の中心線くらいのサイドに踏みかえ左足を上げる。また右足を顕著スタンスに戻し、サイドを取るという流れが一番いけそうだ。体力温存のためトップアウトはせずにおろしてもらう。現在の時刻は14:40、リカバリー勝負のため、今回最後の一本は17:30頃に出したい旨を告げる。

 

まっしーのラビアン3便目に向かうが、ここで午後3時をすぎており、湿度も上がってきたためか、共にトライしていたお兄さんのヌンチャクは回収されていた。

ヌン掛けは上から懸垂をして行うけど、少し大変そう。

ヌンチャクはまっしー好みにセットしてトライ。2P目はゲートを右側にしたいようだ。4P目のクリップは左手のホールドと位置が被るためやりづらそうだった。5P目のクリップ後、70秒の長いレストを行って核心に入るもフォール。ビレイヤーのわたしの方が悔しがる。

まっしーに時間を聞かれて今は16:00、わたしが17:30に出すのでその前に泣きの1便をやることになった。

さて、次でそれぞれ今回のツアーの最後の1便となる。なんとも言えない気持ちだ。青巌峡で記念写真を撮っていなかったので、セルフタイマーでラスト便前をおさめる。17:00になり、同世代の他1組をのぞいたクライマー全員が帰ってしまい、シャッターを頼める人がいなかった。

翼を貰いたいので、ふたりでレッドブルを飲み、いざトライ•••••!!

核心までのムーブが今回でいちばん綺麗でクリップもスムーズ。5P目のレストは55秒、核心に入る。レストで右手ぶらぶら左手ぶらぶら、いつ進み始めるのかわたしはずっとどきどき。

右手が、、、とれない。くぅ〜くやしい。。。本人的には今回で落とすのは厳しいと思っていたみたいだが、とてもおしかったと感じる。宿題になるとまた帰ってくる理由になっていいんだよ~と、そんなに悔しそうにみえない余裕のあるところが腹立つ笑

 

人のことはさておき、自分のラストトライへ。わたしはエンクラも好きだが、真剣なトライも好きだ。自分にプレッシャーをかけ過ぎず、ルートに集中するのは結構難しい。。。

1番緊張する右サイドがとれ、スローパーも抑え核心超えたクリップまで行く。右手はガバで右足をニーバー風、左手を少しだけ振りすぐに奥にカチがある左スローパーを取りに行くも、フォール!うぎゃ〜!!!!宿題じゃーーー!

っと、実際にはこんなテンションではなくすごい落ち込んでいたと思う。いつも特に気の利かないまっしーも見かねてお菓子を分けてくれた。笑

結局最終日もヘッデン下山で、数時間後苫小牧から出るフェリーに乗るため、青巌峡を後にする。

疲れ切った身体にはハマナスクラブのバターアイスを与え、まみれたチョークを落しにびらとり温泉ゆからを利用した。

 

 

そして最後の晩餐はもちろんホットシェフである。海上で食べるごはんも買って、北の陸を離れた。

苫小牧から大洗までのフェリーはめちゃくちゃ揺れて、着港まで団子1.5本しか食べれずゲロゲロだ。大洗には夜の19:30頃着いたので、夜ご飯を買いにコンビニに立ち寄る。もちろん茨城のセイコーマートだ。本州に帰ってきてもなお北海道の余韻に浸らせてくれる。

 

アルパインもそうだがやはりフリーでもパートナーは大事だと心底感じた。気を張らず、トライを後押ししてくれて、ぼーっとしてるけど、やる時はやるまっしーどうもありがとう!

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