メンバー：齋藤ゆ（投稿）、M、S、丸（友人3名）
コースタイム：〇4/20(火)0600上高地ー1200涸沢1230ー1600 5･6のコル（幕営）〇4/21(水)0500 5･6のコルー0600 4峰ー0730 3峰取付きー1020 2峰懸垂ー1100前穂山頂ー1220岳沢ー1340上高地
2年前の夏、アルパイン初めたばかりの時に行った前穂北尾根。山頂に突き上げる綺麗なラインが印象的で、残雪期に行けたら綺麗だろうなーと思っていました。平日休みの友人とちょうど休みが合い、ついに行けることに！
沢渡からタクシーで上高地へ。久しぶりの上高地、ここからの景色は何度見ても綺麗。開山祭前の上高地はとても静かでした。
2日前の日曜にかなり降雪があったらしく、涸沢手前からは膝ラッセル。横尾と涸沢で、小屋開け準備中の小屋番の方から「雪崩気を付けてね～」と繰り返し言われ、ちょっと緊張。北穂直下？の斜面には破断面ありさらに緊張。あんなスパっと切れてるの初めて見た。恐ろしい。
涸沢で幕営する予定だったけど、予想以上に雪が多く時間がかかりそうなので5･6のコルまで上げることに。こんなに人のいない涸沢は初めて見る。
涸沢からはさらに雪が多くなり、深いところでは股ラッセルに。雪は重くてなかなかしんどい、数歩進むだけで息が上がる。4人いて本当に良かったと心の底から思った。そして、みんながラッセルマシーンで感動した(笑)。よくあんな進むわ、、。
5･6のコルが見えてきた。デブリだらけで、上部でトラバースしてコルまで歩いた時はめっちゃひやひやした。
5･6のコル到着！いやぁー疲れた。夜はテントポール折れるんじゃないかと思うほどの爆風で、寝ては起きてを繰り返してた。のび太並みの睡眠力が取り柄なのに。
朝3時に起きた時点でもまだ風はあったけど、出発する頃には落ち着いてきた。明るくなると行く先の5峰が見える、雪がついていて意外といかつい。
5峰はコンテで。歩いてみると見た目より歩きやすい。ノートレース最高だ～！！
5峰を越えた先に4峰。前を見ればトレースの無い雪面、周りを見れば綺麗な山並みでもうにやにやしっぱなし。「あー最高あー最高」ってずっとぶつぶつ言ってた気がする(笑)。
槍！！！槍が見えると反射的にテンションが上がる。
4峰からスタカット。4峰のことは全然覚えてないけど、意外と悪かったことだけは覚えてる(笑)。
3峰1P目45m
取付きから左方向に巻いてから直登。2ヵ所少し恐いところがあった。最後は何故か狭い隙間をずりずり抜ける、楽しい。後ろの2人は別のラインで来た。何本かラインが取れそうだったけど、このピッチが核心なのかな。
3峰2P目50m
ルンゼからの右巻きで写真の雪面に出た。
もう2P出してトータル4Pで2峰の懸垂支点まで。
2峰懸垂10mも無いくらい。支点ばっちり。
懸垂が終われば、山頂まではすぐ。
前穂到着！あぁー嬉しい！下降が心配だったので、一休みしてすぐに出発。
奥明神沢下降。雪崩が心配だったけど、思ったより安定していて下りやすかった。疲れたけど。
岳沢まで降りると一安心。
かなり早い時間に上高地まで下山。釜トン開いてるうちに降りれたらいいな～くらいに思ってたからびっくり。4月にこんな雪いっぱいノートレース味わえるなんて思わなかった。2日間が楽しすぎてもう山に行きたくなってる。次の山まで、とりあえず仕事頑張ろう。
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