2021/04/24~25 白馬鑓ヶ岳温泉_山スキー

山行報告

参加者:奥田

コースタイム:

Day1 S 7:15二股 – 9:00猿倉山荘 – 11:45小日向のコル – 14:30白馬鑓温泉小屋(幕営)

Day2 08:00白馬鑓温泉 – 09:30小日向のコル- 10:00猿倉山荘 - 10:30

二股から猿倉への林道はまだ開通していない(開通4/27)との事で、歩きで猿倉荘へ向かわなくてならない

下り位は楽しようと思い実家に10年近く野ざらしにされていた愛車?コルベット君を持ってきた

昔少々自転車をかじっていたのもあり、登りも漕いでいけるでしょ と気楽に考えていたが

スキー含む全装備を初めてここで背負って気が付く、めちゃくちゃ重い、、、。(帰宅後に測定したら32kgだった)

私にとってはこんな重い装備で行動した経験が無いので急に不安になるが、もうここまで来たら行くしかない。

乗るとコルベット君のフレームが軋み明らかに重量Overを訴えてくる、ブレーキも貧弱で下り持つのか心配

駐車場でなんと私が山に興味持つきっかけを与えてくれたo田山の会のS木さんにお会いする。

前に近々白馬鑓行くと話していたので私も興味を持った次第でした。基本別ですがソロなので正直心強い、いや本当に 

挨拶もそこそこにいざ猿倉荘へ

猿倉までの登りが自転車だと本当に堪えた、結局半分も漕げて無かったと思う、汗はドバドバ出るし何度コルベット君を放置してやろうと思ったことか、体力の大半はこの工程で持ってかれました。

因みに蕗の薹天国です

猿倉荘からは雪があったので気持ちを入れ替えてシール歩行で小日向のコルを目指します

一応ビーコンON

GPSアプリを駆使してルートを間違えないようにちょくちょく確認しながら登ります

春雪らしく汚いです 木も多く板が痛みそう・・

樹林帯を抜けると正面には杓子岳がみえそうで見えない微妙な景色が広がる

小日向のコルへは結構急な所もありでジグザグ中のトラバースでずり落ちる事もありしんどかった

この辺で水がなくなる、2Lも持って来たのに!前半のせいだ

やっとコルに到着した。もうここでテントでもいいんじゃないでしょうか、景色いいし。

ちょっと休んだら元気になってきたので滑走! 荷物が重い&ビシャ雪で全然思ったように滑れない、綺麗に滑ろうとすると太ももの筋肉が悲鳴をあげ、スピードを上げると雪が悪く急ブレーキがかかる為怖い、ただただズリズリ落ちるだけであった。滑りとしては楽しくないが贅沢は言ってられません  

夏の登山道は雪で埋まっておりトラバースも無理と判断して沢まで下りる。温泉まであともうちょい   道中デブリがあり、初めて見ましたがその大きさに圧倒された。30mサイズのキッカーかいな

喉が渇き、脚もくたくた、気持ちも折れる寸前でしたが無心になって少しずつでも高度を上げていきました。

温泉熱で雪が溶けて地肌むき出し、迂回も面倒くさいのでこのまま押し通る

しぶしぶスキーブーツを脱ぐ、兼用ブーツが欲しいなあ

やっと到着!硫黄の匂いだ!温泉だ!  数日まえ?には壊れてお湯が溜まっていなかったそうだが、誰かが修復してくれたんですね。感謝です。    良く見ると木の板と石で塞いである 

ちょうど雪が禿げている所に木の台があり、そこにテントを張った この日は私含めて3~4パーティ

無駄に重い原因の一つ、3つ予定の所2つにして軽量化を図った。天才である。

ここでトラブル発生、テントを張っている時に荷物をバラしていたら誤ってシェラフを落としてしまう、コンプレッションカバーで締め上げていたのでコロコロ勢いよく転がっていく様に笑ってしまった。 内心すげえスピードだな とか何処まで転がるんだろうとか 取り行くのめんどくさいなー とか思っていたらシェルンドに落ちました。 終わった  けど今は喉が渇いていてそれどころではない。

今回やってみたかった事、ジップロックに雪を程よく入れて温泉熱で解凍する。今の雪だとジップロック4つで3L位は作れました。パンパンに入れると膨張して破裂しそうになりますので注意。他のパーティーの方も「いいねそれ!」っと真似してくれました。 ガス節約出来ると思って使いかけのガスにしてきたり色々考えてきました。喉が渇いてどうしようもなかったのでろ過せずにまずは飲んだ。

お待ちかねの温泉へ、だがしかし熱すぎる!一体何度あるんだ50度か!?一人熱湯コマーシャル開幕

裸で雪を調達し湯船に入る事を繰り返す。とてもリラックスできたもんではない、

少し温度に慣れてきたところで祝杯をあげた、景色は綺麗だし、疲労感もありとても美味しかった。

ただこの温泉、底には苔というかヘドロ、表層には物体Xの死骸等々湯船から上がるたびに何かしら体に付着している。

ここでシェラフを取り行く事を思い出す。 温泉熱でこの一帯切れ目が多い、とは言っても2m弱の厚みがあるわけでその底は温泉汁が通っている。最悪シェラフびちょびちょだったらどうしよう、そもそも取れないかも とりあえず着替えて見に行くことにした。

割とすぐに発見出来た、ただ衝撃を加えたら崩れてしまうようなブリッジの上に当座している。慎重にハイハイスタイルで無事ゲット。日ごろの行いが良いのでしょうか。戻って夕飯です。

この日の夕飯はアルファ米、ビーフジャーキー、味噌汁、行動食の残り。 写真のワインは減らしたビール分として補てんしました 天才である。   中西さんに教わったホットワインにして飲みました、ほろ酔い気分で就寝。 夜中暑くてテントシューズは脱ぎました。

絶景!

06:00頃起床  計画では白馬鑓ヶ岳へ行くつもりであったが雨が降ってきた。暫く朝ごはん食べながら考えていたが一向に止まない、そこまで強くは無いし、雹も混じっているから行けなくはないけど、思っていたよりも疲れていた為、ゆっくりと温泉に入ってから帰る事にした。このあとすぐ晴れましたけどね

滑りに関してはやはり荷物が邪魔で思うようには行かない。切れ目に落ちないようにスピードコントロールしながら適当に降りました。

帰りみちの小日向のコルでテント泊のパーティがいた。話しかけたら温泉が壊れたという情報もありコルで幕営してたそうな。直っていた事を伝えると今から行ってみるとのこと。お気をつけください。

猿倉荘まで戻ればもうあとはコルベット君で下るだけ、結局温泉から駐車場まで2時間半 早いですねー

予定よりも大幅に早い下山、今までに会の方から教わった事を実践してみたんですが、失敗も多く反省点の多い山行となりましたし、次回は登頂出来るように装備や体力をつけて挑みたいと思いました。

帰り道大町の 花 のタンタンメンで〆 とても美味しかったのでおすすめです。日焼けした唇に沁みました。

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