2021.9.19~21 水無川真沢~祓川

山行報告
遡行も終わり開けた原っぱに癒されます。

参加者:中村CL、宮崎、中西(投稿)

天候:三日間ともに良い天気

行程

9/19:5:50越後三山森林公園駐車場出発~7:10堰堤~8:20デトノアイソメ~8:50暗峡~

   10:00ゴリュジュ高巻き~12:00御月山沢横断、雪渓高巻き~14:05西沢出合~

   15:00関門ノ滝~16:20逆さくの字の滝~17:30幣の滝、北沢出合下部で幕営

9/20:6:00出発~8:10幣の滝終了~9:30白龍ノ滝、高巻き~10:50沢に戻る~

   11:10真沢・祓川出合~祓川大滝~13:20三俣~14:20祓川縦走路~15:20中ノ岳避難小屋泊

   ~中ノ岳山頂往復

9/21:6:50出発~10:35十字峡登山口、下山、タクシーで越後三山森林公園に戻る

 シルバーウイークは利根川本谷を予定していたが天候により日程がおしたため変更、水無川真沢~祓川に行ってきました。

 トポを見たところ難易度、登攀グレード共に高くそんな難しいとこ行ったことのない自分は少々緊張しながら夜道、車を走らせる。まもなく登山口駐車場というところで熊🐻に遭遇(-_-;)よけいに内心ビビる・・・。駐車場にテントで仮眠する事にしたのですが熊(-_-;)にビビりトイレ兼倉庫の中にテントを張り就寝しました。

後ろの小屋の中にテントを張った。

ここの登山口はマイナーなようでサワヤカさんがもう一組いただけだった。

登山道はあまり手入れされていない。八海山を眺めながら歩く。

登山口から一時間程度で道標が現れそこから沢へ入ります。右上写真は登山道途中に現れるオツルミズ沢、右下写真は水無川の堰堤、ここは右から巻いた。これより先に堰堤はありません。

しばらくゴーロを進むと沢らしくなってきたがまたしばらくするとゴーロ歩きに戻った。

ゴーロが長い(-_-;)

泳ぎはたいしてないです。寒いの苦手な自分にはそこは良かった。

デトノアイソメを過ぎたあたりから雰囲気が出てくる。暗峡とよばれるゴルジュは問題なく通過できる。そして最初の核心となる高巻き地点に付く。たしかにゴルジュは進めそうにない。しかもその先には巨大な雪渓があるのが見えた。高巻きはチョロチョロ水の流れる枝沢を上りトラバースする。

この高巻きは上り過ぎずなるべく手短に通過したいところだ。予定では途中3回ほど懸垂をして通過するのだが事前情報では残置ありだが見つからない。

そろそろ1回懸垂して高度を下げようということになる。トラバースを

続けもう1回懸垂すると御月山沢の前に出て通過した。やはり少し上がり過ぎたようだ。捨て縄は多めに持ってくる必要がある。

雪渓を下に見てゴルジュを過ぎたあたりで最後の懸垂、ここは古い残置あり、結局残置発見できたのはここだけだった。ここまで大分時間がかかってしまった。

そして関門の滝の手前、西沢の合流までは平和に進みます。西沢合流過ぎたら左側を高巻きます。関門の滝が見えます。残置確認できず適当な灌木で斜め懸垂し滝の手間に降ります。

関門の滝は左側が登れます。難しくはありません。高さあるので一応ロープ出しました。

中村さんリード、この沢全般に言えることはラニングが殆どとれない所が多いので慎重に

関門の滝を過ぎると続けて逆くの字滝が現れます。この沢は時期にもよると思うが全体的にはラバーソールがバチ効きですがここだけは流心はヌメリもあり岩もツルツルしていた。右側の乾いたホールド少ないところを慎重に上がります。

上がったら今度は左側の壁を越えていきます。時間も押しているのでどんどん進みます。

そしてようやく北沢との出合、幣の滝が見えてくる。遅くともここで幕営したいととこだが何とか間に合った。しかしスケールかいでーだなあ。迫力に圧倒されちゃう。で手前の滝は難なく通過。

ようやく行動終了、暗くなる前に宮崎さんが薪を集めてくれて焚火で暖をとることができました。(笑)

本日のホテルは大きなスラブ状の大岩の上、タープは張れない、星空を眺めての快適な斜面だ。

酒も進み楽しいひと時…。

しかし明日はこのでかいスラブ状の滝、こんなとこ登れんのかなあと思いつつ就寝。

明けて幣の滝、下の方はどこでも登れます。

上がるにつれて右側を登る感じになります。上部の方でロープを出す。上部は流心を横断し左側に行くので良さそうなテラスまでまで上りロープを出します。

左側に横断しますがヌメリはなかった。灌木でピッチを切ります。その後は灌木沿いに1ピッチで滝上に抜けます。

西向きなので朝は日が差さなくて寒かった。

その後いくつか滝が続くが難しくはない。

右側に分岐、白龍の滝50m ここは少し戻り右側から高巻き、これが巻き過ぎた(-_-;)ひどい藪漕ぎで最後は懸垂20m、白龍の滝の次の滝まで巻いてしまった。

で沢にでると平和な様相。日も差し気持ちが良い。

真沢と祓川の分岐は右手に大きなスラブ状の滝が見えてきたらそれが祓川なのでそちらに向かいます。

下部は難しくなく右側をどんどん登ります。

上部はだんだん岩が立ってくる。その辺から左側に移り最後1ピッチこれが少し難しい。選んだルートは途中少しヌメリもあり岩も脆く良くなかった。残置リングボルト1か所あり。出だしはもっと左だったかも…。でもそちらもツルっとしたスラブだが。

祓川大滝を抜けるといくつか小滝が出ますが登れます。2本ともヘツリその後流心を最後上がる感じです。

そしてようやく源頭部にでます。越後方面らしい草原の緑と穏やかな雰囲気に癒されます。

登攀具も片づけ解放感満点です。

ここはもう行き過ぎている。

割とすぐに登山道にでるので行き過ぎないように注意、ゴーロっぽくなってきたら行き過ぎです。わかりにくいで気を付けましょう。

草原に出てあとは稜線上の登山道を快適にと思っていたが甘かった(-_-;)草原は最初だけで中ノ岳山頂まで1時間半の樹林の急登でした。

ようやく中ノ岳避難小屋に付き中ノ岳山頂です。これからヘッデンで下山するのも疲れたし、避難小屋泊に人気の小屋のようで登山者が結構泊まってました。水は天水が溜めてあります。(綺麗ではない)

夜景も綺麗だった。

翌朝も快晴で富士山まで見えました。紅葉も進み綺麗でした。

下山は十字峡に降ります。出発地の登山口まではタクシーで戻りますが携帯電話電波は中ノ岳山頂は電波入ります。

十字峡までの下山道の途中にある雨量観測所そこも電波入ります。登山道から建物まで道がついてます。建物脇までいかないと電波は入りません。僕たちはここでタクシーを呼びました。

写真、真ん中の白いポチが雨量観測所

下りもなかなかの下りで疲れた。

タクシーは1万2千円いかないくらいです。タクシー代もったいない人は時間はかかりますが中ノ岳から別ルートで入山口まで歩けます。

スケールかいでーな沢でとても素晴らしく充実した沢登りが出来ました。ありがとうございました。

おしまい、バイバイ!

◆道具について

 50mロープ2本(懸垂用)

 残置用捨て縄たくさん

 小さいカム少し

 シューズはラバーがお勧め

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