日程:2023.04.01-02
行き先:五竜岳ピストン
参加者:武藤、中村、ジョーチー、よっしー(投稿)(4名)
天気:晴れ
行程:4/1 アルプス第1ペアリフト終点9:39-大遠見12:49-幕営地。4/2 幕営地4:23-白岳5/55-五竜岳7:56-テント撤収11:00-白馬五竜アルプス平13:40-駐車場下山14:20
アルプス第1ペアリフトを降りると沢山の登山者がいた。テント装備パーティも多い。
眼下は春霞が広がるが見上げればこれ以上ないの快晴。去年、来た時は雪に縁取られくっきりと浮かんでいた五竜菱は雪が少なく紋様が薄めだ。
小遠見から素晴らしい稜線を堪能。立派な体躯の鹿島槍、五竜岳の前に遮るものはなく、そのだだっ広い空間の前にため息しか出ない。
大遠見を過ぎたところで幕営地を物色。どこでも最高のロケーションだ。ジョーチーが立派なトイレを作ってくれ感動。さらには武藤氏が手際よくダイニングを作ってくれ2時前ごろから風もない青空の下で宴会がスタート。
続々とおつまみが出てきて夜ご飯が食べれないんじゃないかと心配になる。が、心配は杞憂に終わり、夕食のまつやの鳥みそ鍋はほぼ完食。茅ヶ崎山岳会の食事(宴会含む!)への情熱は高く、初めての食担抜擢の肩の荷も降りほっとした。7時半過ぎに就寝。
翌朝、予定より少し遅れスタート。白岳に向かう途中、足元の真っ白い雪がピンクに染まり始めた。五竜岳が赤く色づき、徐々に白さを取り戻し、山が目覚めていく。
順調に白岳まで到着。昨日から目がドライアイのようになっていたのだが、ここに来て目が開けられない。雪目になったのか、両目を開けようとしても反射的に閉じてしまう。片目をつむり、片目を薄目にして歩く。目を閉じて歩くと脳みそが寝ていいのと思うのか眠くなるような、少しふらつくような感じになってしまう。怖いなと思った。頑張ろうとしても目が開けられない。
武藤氏が五竜山荘の先でロープを出してくれ、ジョーチーと私にアンザイレンしてくれた。
昨年、中遠見まで一人でハイキングして、あんな山行けないなぁと遠巻きで見上げた五竜岳。最近、2600mを超えるとキツくて、今回どうなるか心配だった。色々な方たちの山行記録で下調べして、直前まで不安でならなかった。今、山頂直下にいる。目が痛くて見開けられないのが残念。それでも細目にして周りを見渡す。素晴らしい景色を瞬間で見て、また目を閉じる。
アンザイレンのおかげでトラバースも雪壁のような斜面も怖くなかった。そして山頂が目の前に現れた。雄々しい鹿島槍へのキレットを見下ろす。反対を振り返ると遠く白馬へ連なる白い峰々が美しい。素晴らしい景色だ。動画を撮りたいが目が開けられない。細目でなんとか景色を心に刻み下山。
サングラスの下1/3ぐらいに手を当てて光を遮断すると目が開けられることが分かった。歩きづらいが目が開けられないよりマシ。対策が分かったので五竜山荘でサングラスに工夫を施し雪渓を横断。目は開くがこの対策は首を白鳥のように真下に下ろさないと足元が見えないのが難点。テン場まで戻りサングラスonゴーグルだと目が開くことが分かり一安心。アルプス平まで快適に下れた。
下山後立ち寄った『十郎の湯』では休会中の忍足さんとばったり!武藤氏びっくり。脱衣所で初対面でご挨拶した私はドギマギ。
さらにジョーチーの友達もいたり、武藤氏と何処かでお会いしましたという男性も現れ、山の世界の狭さを認識した。
翌日も目の違和感は取れず眼科へ。角膜に紫外線による強い炎症との診断。元々ドライアイだったらしい。
また、五竜岳に行きたい。次は広いツバの帽子とゴーグルをつけてね。おつかれさまでした!
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