参加者:齋藤てる、海保、冨澤、吉川、浦野(投稿)
9月2,3日に神ノ川ヒュッテで茅ケ崎山岳協会70周年記念式典を行いました。せっかく丹沢に来たのだから沢登りして帰ろうということで、式典後にヒュッテ近くの大岩沢に行ってきました。
計画当初は13名での大所帯で沢登りをする予定でしたが、午後から雨の予報が出ていたためか参加者激減。雨が降ってでも沢に行きたい沢好き5人でいくことになりました。
神ノ川ヒュッテから登山道を10分程行ったところを沢側に逸れると入渓点。
堰堤を超えて少しいくと滝が見えてきます。
F2くらいまでは難なく登れます。
F3 2段8m 初め右壁から登攀を試みるも上部が悪く断念、左壁から登る。左壁も上部のホールドが乏しい上に岩が脆くハーケンを打ち込める箇所が限られています。1時間近く格闘し、左壁を登り、2箇所ハーケンを打ち、途中水流に向かって突破することができました。ガイドではⅢ級の滝と記載されているだけであったが、今回一番難しい登攀でした。
しばらく進むと第一ゴルジュ帯に入り2段7m滝があります。
ガイドでは核心の滝と書かれていたましが、右壁からシャワーを浴びながらフリーで登られるほど簡単でした。
第二ゴルジュ帯核心の左壁スラブの6m滝 明らかに右壁は登攀できそうにもなかったので左壁の悪そうなスラブを見ると残置ハーケンが多数あったので左壁スラブに取りつく。残置ハーケンのある箇所まではすんなり登れますが、そこからスラブをトラバースするのがなかなか緊張感。限られた小さいカチとスタンスを見つけられないと難しいトラバースとなりそう。トラバースする際カムを使用しました。お守り代わりにともってきておいて持ってきておいてよかったですね!
スラブ滝以降は優しい滝登りが続く。
遡行終了地点左にわかりやすい踏み跡があるのでそこから登山道へ詰めあがる。
30分程で登山道復帰。ここから10分で大室山山頂到着!
下山は日蔭沢新道で下山。登山道から逸脱するポイントからしばらく道が不明瞭であったが、ここは文明の利器を使い難なく無事下山。
なんだかんだで天気もよく、雨が降らなかった。みんな来ればよかったのにと思ったが、滝の登攀もっと時間かかって下山が夜になってたかも。 大岩沢、水量が多く、難しい直登、今回はなかったが高巻きも楽しめる沢でした!また来年神ノ川水系登りに行こ~!
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