2023年9月3日 神ノ川水系 大岩沢 沢登り(茅ケ崎山岳協会70周年記念山行-丹沢編)

山行報告

参加者:齋藤てる、海保、冨澤、吉川、浦野(投稿)

9月2,3日に神ノ川ヒュッテで茅ケ崎山岳協会70周年記念式典を行いました。せっかく丹沢に来たのだから沢登りして帰ろうということで、式典後にヒュッテ近くの大岩沢に行ってきました。

計画当初は13名での大所帯で沢登りをする予定でしたが、午後から雨の予報が出ていたためか参加者激減。雨が降ってでも沢に行きたい沢好き5人でいくことになりました。

神ノ川ヒュッテ駐車場で撮影。吉川さんは屋久島に続き70周年山行参加されて皆勤賞でした🎊

神ノ川ヒュッテから登山道を10分程行ったところを沢側に逸れると入渓点。

ここから登山道逸脱
入渓
入渓してすぐの4連続の堰堤をそれぞれ右から巻く
4つ目の巻きは少し足場が悪い

堰堤を超えて少しいくと滝が見えてきます。

ゴルジュ状の滝に入る。丹沢にもこんなにカッコいい滝があるとは!

F2くらいまでは難なく登れます。

F3 2段8m 初め右壁から登攀を試みるも上部が悪く断念、左壁から登る。左壁も上部のホールドが乏しい上に岩が脆くハーケンを打ち込める箇所が限られています。1時間近く格闘し、左壁を登り、2箇所ハーケンを打ち、途中水流に向かって突破することができました。ガイドではⅢ級の滝と記載されているだけであったが、今回一番難しい登攀でした。

ここが核心となるとは。
左壁を登攀しているてるさん、ガンバ!

しばらく進むと第一ゴルジュ帯に入り2段7m滝があります。

ガイドでは核心の滝と書かれていたましが、右壁からシャワーを浴びながらフリーで登られるほど簡単でした。

濡れても滝の上に着くと日に当たって暖かい。雨予報はどこへやら。

第二ゴルジュ帯核心の左壁スラブの6m滝 明らかに右壁は登攀できそうにもなかったので左壁の悪そうなスラブを見ると残置ハーケンが多数あったので左壁スラブに取りつく。残置ハーケンのある箇所まではすんなり登れますが、そこからスラブをトラバースするのがなかなか緊張感。限られた小さいカチとスタンスを見つけられないと難しいトラバースとなりそう。トラバースする際カムを使用しました。お守り代わりにともってきておいて持ってきておいてよかったですね!

左スラブ 6m滝

スラブ滝以降は優しい滝登りが続く。

この沢、ゴルジュ帯を抜けてからが長かった。

遡行終了地点左にわかりやすい踏み跡があるのでそこから登山道へ詰めあがる。

30分程で登山道復帰。ここから10分で大室山山頂到着!

大室山山頂

下山は日蔭沢新道で下山。登山道から逸脱するポイントからしばらく道が不明瞭であったが、ここは文明の利器を使い難なく無事下山。

なんだかんだで天気もよく、雨が降らなかった。みんな来ればよかったのにと思ったが、滝の登攀もっと時間かかって下山が夜になってたかも。 大岩沢、水量が多く、難しい直登、今回はなかったが高巻きも楽しめる沢でした!また来年神ノ川水系登りに行こ~!

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