2023年8月25~27日 五十沢本流 沢登り

山行報告

参加 相原 M 大膳 K西 (会員外)
行程 25日 7時30分2合目取水堰堤~本谷沢下の河原にて幕営16時30分
   26日 BP5時45分~1200m付近にて幕営16時
   27日 BP5時50分~永松山~巻機山桜坂駐車場13時45分

上部ゴルジュ 最狭部

日本三大惑星ゴルジュ(不動川 ザクロ谷 五十沢 自分で勝手に命名)五十沢が残っていたので
2合目取水堰堤からいってきました。

駐車場から登山道で入渓点の2合目取水堰堤へ

今回は車を2台使用し1台を巻機山登山口へ駐車し、もう1台を
五十沢キャンプ場へ駐車して回収する予定だ。
駐車場には今年の沢ヤ交流会でお会いした、ぶなの会の方々が準備されていた。

入渓して最初の1m滝

1m滝の先には白く磨かれた美しい中部ゴルジュの始まりだ。

大理石のような美しいゴルジュにうっとり

この先に登れそうにない滝があり、戻って高巻き

正面のルンゼから高巻きし滝の落ち口へ懸垂で復帰する

夫婦滝のゴルジュは登れそうにないので右岸から巻く

高巻き1p目

ロープを3pほど出して高巻くがここが本日の核心となった。
二番手のお方の巻きセンスのなさで悪い高巻きになり
3時間近くかけて大窪沢の出合いに復帰した

大窪沢出合いからゴルジュを振り返る。
ぶなの方たちはうちらがヒーヒーいってる間に
左岸の弱点を突いてドンピシャで高巻いて大窪沢へ復帰していた。

石橋

中部ゴルジュが終了すると特に難しい箇所もなく穏やかな渓相を楽しみながら遡行する。

初日は本谷沢に向かう途中に良さそうな物件があり幕営する。
夜は蚊が多くてまいった

二日目は上部ゴルジュのが核心であり、初日とはうってかわり井戸底ゴルジュの始まりだ

薄暗いゴルジュを進んでいくと5m滝が見えてくる
この滝の登攀とその先のゴルジュの巻きが2日目の核心になった。

中々のテクニカルな登攀だった

5m滝の先は五十沢最狭部ゴルジュが不気味に現れる

ゴルジュの一番奥に登れそうにない滝があり引き返して
5m滝の落ち口左から高巻く

2pロープをだして高巻くがこれまた2番手さんのセンスのなさで
悪い高巻きでヒーヒ―いいながら復帰

その後も井戸底ゴルジュは続く

上部ゴルジュが終わるといくつか滝がでてきて
これまたヒーヒ―いわされながら先へ進む。

2日目は1200m付近に幕営とする。良い場所ではなく、もう少し手前に良い河原があり
そちらで泊まれば良かった。途中ザーッと雨に降られたが、問題なく就寝

最終日は特に難しい箇所もなく沢をつめ上げ快適なスラブ帯をから藪を漕ぎ稜線へ
牛ヶ岳までは藪をヒーヒ―漕ぎながら一般登山道の合流地点まで進み
山頂でぶなの方たちと記念写真を取り仲良く下山した。

五十沢の明るく美しい中部ゴルジュと上部の井戸底の暗いゴルジュは圧巻で高巻きや登攀も簡単に一筋縄ではいかない内容であり素晴らしい大人の夏休みとなりました。
下山後車の鍵が無いことで最後の最後までヒーヒ―言わされた良き山行になりました。

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