・日時:2020年12月20日(日)
・メンバー:穴井、上荒磯、齋藤(投稿)
・コースターム 7:30赤岳鉱泉→8:30三叉峰ルンゼF1手前から無名峰へ→9:001P目取付き→12:30主稜線→14:30?赤岳鉱泉
12月月例山行のCチーム2日目の記録です。最後に雪のチムニーがあると聞いて気になっていた無名峰南稜に行ってきました。トポも無く抜けられるか不安もありましたが、1日目に三叉峰ルンゼに入っていたこともありスムーズに抜けられたので良かったです。
三叉峰ルンゼF1手前のチョックストーンを超す前の開けた場所から、左の雪壁を登り無名峰に乗り上げる。その後は細い尾根をしばらく歩いていくと、1P目取付きの灌木があった。
1P目 齋藤リード
灌木を超えて、右のルンゼに入る手前で切る。
2P目 上荒磯リード
右のルンゼから岩峰を巻いて、後は直上し垂壁まで。
3P目 穴井リード
垂壁を右へトラバースし、草付きを直上~適当な灌木まで。このトラバースが怖かった。岩はボロボロでアックスを引っかける度に落ちてしまい、壁に体をつけてそろ~っと抜ける。ボルト(だったかな?)は、トラバースの途中と終了点にあった。
その後は草付き~雪稜を少し上がったところでロープをたたむ。
雪稜を歩いていくと、上部岩壁が近づいてきた。午前中はガスっていたけど、少しずつ青空が見えるように。小同心には大勢の人が取付いていた、無名峰はもちろん貸し切りで静かな雪稜歩きを楽しむ。
チムニーがはっきり分かるように。めっちゃ雪ついてるじゃん!
最終ピッチ手前にボルトがあり、そこで再びロープを出す。
4P目 穴井リード
下部は岩の凹角を登り、右のテラスで一息。テラスにもボルトが2つ。上部は、チムニーというかもうハング越えって感じだった。チムニー登りは一切せず、ステミングで体を少し上げた後は唯一アックスが掛かる岩を頼りに体をずりずりして超えた。ひえ~ぎりぎり。
ハングを超えたところに終了点があり、3人で抜けた~!と喜ぶ。予想以上にスムーズでびっくり。終了点からはすぐに縦走路へ合流、大同心稜から下降した。
残置も少なかったりと人っけがあまり無くてとても良かった。
無名峰南稜、西面の中でもお気に入りだな~!
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