3日目(8月15日)
Cinque Torri Via Miriam(V+ 5P)
コースタイム 11:00時 ロープウェイ駐車場 11:30取り付き 12:00 登攀開始 14:45トップアウト 15:00 下降開始 16:00 取り付き 16:30ロープウェイ駐車場
前日の疲れもあり、3日目はゆっくり起きてチンクトーレのマルチへ。ロープウェイで10分も上がれば楽園のような景色が広がる。ハイカーとクライマーには天国ような場所だ。
1P目 勇リード Ⅴ+ 40m
取り付きでイタリア人の親子がスタートしていたので暫く待っていたが、40才くらいの息子が離陸できず、敗退して降りてくる。その後にハンガリーの2人組が取り付くも同じく出だしのハングで苦戦していた。初心者に人気のルートであるようだ。ハンガリー人に先を譲ってもらい離陸する。
終了点で会話していたらハンガリーの最高峰は1,000mくらいしかなくて、登るところに苦労していると聞く。
2P目 由リード Ⅳ+ 35m
ハイライトのトラバースまで簡単な階段状からランぺ
3P目 勇リード Ⅳ+ 35m
Rock faxのドロミテトポの表紙になっているトラバース。牧歌的な風景とドロミテの山並みをバックに快適なクライミングを楽しめた。どこからか聞こえる鐘の音色がなんとも心地よい。
4P目 由リード Ⅴ 45m
急にピンが少なくなりランナウトするので、カムがあった方がいいかも。頭上の凹角に向かって快適な登りが続く。
5P目 勇リード Ⅳ+ 20m
オリジナルは直上であるが、少し左にトラバースして頂上まで。
隣の岩頭でもクライマーがくつろいでいる。暫く昼ごはんついでにのんびりと過ごした。
下降点は登ってきたルートのすぐ左脇にあった。
1ピッチ下降したあとはルンゼ状を下っていく賑やかな6人組のフランス人パーティーについていく。
途中3回の懸垂を交えて、地上に降りた。
下りのロープウェイまで少し時間があるので駅の小屋でコーヒーブレイク。ティラミスが絶品でした。
荷物を整理してロープウェイに乗ろうしていたら、イタリア人の老人会御一行に写真撮影をせがまれる。なんとも陽気なこの人たちは見ているだけ清々しい。バカンスを思いっ切り満喫しているようだった。チンクトーレはアプローチも抜群でフリーのショートルートも多くあり、多くの人で賑わっていました。ハイキングに訪れるだけでも居心地の良いところだと思います。
下山後は時間が余ったのでコルティナの街を散策。買い物と食事を楽しめました。
歩いていて偶然見かけたCinque Torriというファミレスのようなカジュアルなお店で晩ご飯にありつく。カルボナーラが旨い。
4日目(8月16日)
Citta Dei Sassi(フリークライミング)
ドロミテ東部で3日間を過ごし、この日は西部への移動日。カナツェーイ近くのMazzinという集落にAirbnbで予約したコンドミニアムへ2時間ほどのドライブ。途中、サッソルンゴの麓でフリーのショートルートで遊んでから宿に向かうことにした。天気も良くドロミテの景色を眺めながら快適にと行きたいところだったが、出発してすぐにレンタルしたフォード車がエラー音をけたたましく発報し始める。車を止めて少し冷やすと治まるのだが、峠を登っているとまたすぐに鳴り始めてなんともストレスフルなドライブとなってしまった。どうやら変速周りのエラーらしく、何とか止まらないことを祈りつつなるべくアクセルを踏まないように運転した。
途中、休憩を挟みつつ昼過ぎにサッソルンゴの峠に到着。駐車場はどこも満車で止めるのに一苦労するが、何とか駐車を済ませ、心地よい草原を歩いてエリアへ。サッソルンゴの麓には石灰の巨大なボルダーがゴロゴロしていて10ほどのショートルートのエリアが存在している。簡単な4b~7cくらいまで自由気まま楽しめる。
どのエリアもハイキング道から1~2分くらいで取り付ける。
Sector 10
我々の他には2パーティーほど。Altea(5c)、Bonny(5c)、Paycheck(6c+)などを登った。
Sector 7
Sella Joch(6c)、Piccolo Matteo(5c)を登り、最後にSector 9に移動し2本ほど遊んで終了。
クライミングを終えたあとは宿まで1時間ほど峠を下る。予約したMazzinの宿はカナツェーイの繫華街から少し離れた閑静なコンドミニアムでしたが、バカンスの時期だからか駐車場はどこも満車。部屋は広々として快適でした。電球が切れていたが、管理人のおじさんに新しいのを持ってきてもらって修理してもらう。キッチンが充実していたのでこの日はカナツェーイで買い出しして自炊しました。スーパーで買った地元のワイン(白)がとても美味しかったです。
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