2023.6.17-18 野積川 真川谷

山行報告

メンバー L.大善、吉武、〔会員外〕、鈴木(投稿)

大善さんが栃木WCMでお近づきになった同行者氏と、富山県の沢へ。

北アルプスの西にあるのは? 鍬崎山、神岡鉱山、それから…白山、はちと離れすぎ。
その間は…??? な頭の空白地帯には、南北に幾筋も川が流れています。
神通川、久婦須川、野積川、大長谷川、百瀬川、利賀川、、
これは断層が南北に走っているからで、飛騨帯という古―い(ジュラ紀かそれ以前!)変成岩が特徴的。
…なんて話を聞きながら、癒しの沢旅を満喫してきました。

点在するゴルジュは、側壁にちりばめられた大理石のホールドを辿って進みます。
黒っぽい岩から突き出たキラキラの大理石は一見の価値あり。

ひとたび沢床を離れればぐずぐずの泥壁で、雪国の沢らしさがしっかり味わえます。

1ピッチ登って懸垂、を3回ほど繰り返した後は、のんびり釣りモードで進んでいくと、またまたゴルジュになりちょっと焦りましたが、すぐ先に開けた天場があってひと安心。

やっぱりいいですねー沢は。

二日目は見ごたえのある滝をいくつか越え、せっせと歩きます。
例年ならまだ雪渓が谷を埋めているころだそうですが、やはり寡雪の今年は、雪の上を歩くところはありませんでした。

今回は1070m地点から東へ、「浮草の池」に直に上がる沢へ入りました。

薮らしい薮もなく・・・
抜け出たところは天上の楽園!

一面のワタスゲ、咲き始めたニッコウキスゲ、それに西側からの北アルプスの眺めがひときわ新鮮でした。
こんな山が1泊2日でできるなんて、富山うらやましすぎます!!

まあ、癒し沢だったなーと思えるのは、同行者氏のリードにおんぶにだっこで楽しませてもらったからかもしれません。個人的には、地図を読み違えたり、白木峰からわずか1000mの下降でひどい筋肉痛になったりと、たいそう衰えを感じた山でもありました。

あと、足元はフェルトが絶対です。同行者氏の忠告にもかかわらずうっかりラバーを履いて行ったら、チョコレートの上を歩いているみたいで、何でもない徒渉もひと苦労でした。

富山詣で、また行きたいですね!!

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