参加者:長野ロング、鈴木ベル、吉武ラッキー(投稿) 天候:曇り→晴れ
20日 上高地[8:25] – 横尾[10:15] – T4尾根取り付き[11:40] – T4[14:40]幕営
21日 T4[5:35] – 最終ピッチ[11:50] – 屏風の頭[12:50] – 涸沢[15:00]
22日 涸沢 – 横尾 – 上高地
1日違いでまさこさんと会長が登攀された記録もあるのでこちらも参考くださいませ。
20日 アプローチ
お盆に来た時には見られなかった上高地の賑わい様に、嬉しいやら、悲しいやら。。。Go To効果なのか?それとも行楽シーズンだから?
緊急時の対応をパーティーとして確認つつ横尾まで。ご飯をむさぼりながら屏風岩を眺めて登攀中のパーティーがいないか探す。角度的に東壁はまだ見えない。
1ルンゼ押出し付近の渡渉はひざ下程で、20mほど上流から渡渉したベルさんは足首くらいで済んでいたと思う。同じタイミングで3人パーティーが渡渉場所を確認しに来ていた。彼らとは翌日一緒になることになり、ここでは阪パ(大阪パーティー)と呼ぶ。
T4尾根はラッキーリードで翌日のアップをさせていただきました。かなり時間がかかりながらT4まで。支点の作り方等も念入りに確認してもらった。なかなか難しかったです。4P目で撤退したという3人組パーティーとすれ違う。
ラッキーはツェルトデビューでわくわく。ベルさんがT4幕営を推さなければ横尾に泊まっていたと思うけど、T4まで来てよかった。⇒思ったよりも快適。翌日の行動量が減らせた。
でも、虫が多い!!!
ベルさんがしきりにT4最高だな~って言っていたのが印象的。辛いなにか晩餐にもとても絶賛していた。
辛いなにかを食べながら前方に見える山々の名前を当て合う。ベルさんは地図をみても自分の回答を譲らなかった。笑
21日 登攀からの頭へ
T4発だし一番乗りだ~と思っていたら、明かりがT4尾根からガイド組が登ってきて先を越される。(このガイドさん声がちっさいのなんの)続けて阪パも登ってきて、慌ててリードの人の荷物が軽くなるように調整し、登攀開始。
■1P ロングさんリード
顕著なコーナーから小ハングを越え、昨晩張ったフィックスはピナクルテラスまで。あまりの荷物の重さに落ちそうになる。アルパインは絶対に落ちちゃいけないと会長が月例会で言っていたのを思い出す。A0してでも登攀姿が不格好でも落ちずにフォローする。
■2P ロングさんリード
ロングさんは2年前にこの2P目のトラバースがよく分からず敗退したと言っていた。その時は寒かったらしいけど、本日は快適快晴!意気込んでリードしてた。足ブル小垂壁をトラバースしてやさしめフェースから左上ルンゼ、いまは無き扇岩テラスに。
■3P ラッキーリード
ベルさんがリードを譲ってくれて練習を重ねた鐙!扇岩テラスが無くなったせいで1P目が届かないのでロングさんの肩を借りる。鐙→フリーってトポに書いてあったけどガンガン鐙を使う。ピッチを切れそうな個所が一つあり迷うが、もう少し進んだらいい感じの支点が!鼻が利いた!
ヌンチャクは12本以上使った。
■4P ラッキーリード
3P目良いところでピッチを切れたと調子に乗っていたら、ここではテラスまでいかずでピッチを切ってしまう。このピッチ出だしのハング下の岩は叩くと、落ちますよ!っていう軽い音しかしなくてめちゃくちゃ怖かった。ここも扇岩テラスみたいにいつかなくなるんだろうな。
■5P ラッキーリード
草付きルンゼからのテラスが分からずテラスを無視してスラブ手前の小ハングでピッチを切る。濡れ濡れで荷物が重たいこともあるしここでも鐙を使いました☆ここのクラックは面白くて本当はベルさんリードだったのに美味しいところいただいてすみませんでした。
■6P ベルさんリード
ここから最後までベルさんリード。スラブもスラスラリードしてらっしゃいました。いい感じのところから一歩手前で切っていましたっけ?
■7P ベルさんリード
草しかついていない脆々のルンゼをあがる。フォローで草を抜けないようにつかみながら追いかけました。
■8P ベルさんリード
最後の濡れガリー。阪パも後続でいるので落石に気を付けるのに、またずり落ちないように必死。
登攀終了!阪パでずっとリードをしていた男性に写真をお願いする。
我々「写真撮ってもらっていいですか?」
阪パ「えっ‼いやぁ~僕有名人でもなんでもないんで~///」
我々「あ、いえ。。。一緒にという意味ではなくて。。。。」
阪パ「あ、すみません冗談です。笑」
心の余裕がなかったせいか、大阪のボケをつっこむことができなかった。本山行一番の後悔でした。
ベルさんはパノラマコースから徳沢へ、ロングさんラッキーはパノラマから紅葉にはまだ早い涸沢へ。
達成感のある山行でした!
おまけ
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