日程:2022/5/28~29
山域:三つ峠(屏風岩)
天気:晴れ
目的:おなか一杯にクライミングし尽くす!
メンバー(敬称略):1日目 水島伊三雄、塚越、鈴木、中村、中西、市川、浦野、嶋 / 2日目 鈴木、斎藤輝彦、拝原、嶋、浦野
行程:(午前)ペアでお好みルートにチャレンジ、(午後)ペアシャッフルでお好みルートから三つ峠山頂へ。
【1日目】投稿:嶋
朝5:30 三つ峠登山口(裏登山道)集合。空気はひんやりしていて寒い。
屏風岩まで伊三雄さんペースで進む(私にとってはハイペースと感じるけど、山岳会だと普通なんだろうな…)。
スタートから50分程で山荘到着、ここからの富士山がとってもきれい!
屏風岩に到着したら、事前に提出していたリクエストを踏まえてペアを組み、それぞれ登りたい&チャレンジしたいルートにトライ。
クライミング初心者(1年弱)の私は鈴木さんと左フェイスの亀ルート、巨人ルートを登ることに。
外岩ではリード経験のない私、この日もフォロワーで登らせてもらうのですが、前日の雨の残りで岩場は想像以上に濡れてる。
亀ルート2ピッチ目はまさかのシャワークライミング、パンツとシューズが濡れる。
フォロワーとは言え、濡れてて滑りやすい+手も汚れるルートにちょっと弱気になるけど、鈴木さんの「ガンバ―!」に押されて進む。
とりあえず、目の前の岩登りに集中することしかできず、その後のピッチ内容をあまり覚えていないけれど、亀ルートは楽しかった。
巨人ルートはクラシックルートらしく、できるだけフリーで登ってほしいとトポに書かれていましたが…、このルートも雨影響で岩はしっとり&滑る。
リードする鈴木さんでさえ、2ピッチ目で苦労されてて早々と人工登攀していく。
もちろん、私は人工登攀なんてしたことないので、ビレイしながらそんな技使えないよ…と心折れそうになるが、またもや「ガンバー!」に押されて意地で登るしかない。
もちろん、2ピッチ目もクリアしていくことに集中しすぎて、ルート内容記憶しておりません笑
3ピッチ目は鈴木さんルートミスしたっぽい。
ルンゼっぽい所を登っていくものだから、ビレイしてても草や土など色々降ってきて眼がいたい。
私も追従するしかないので、ドロドロになりながら、棘に刺されつつ、意地で登り切りきる。
私が巨人ルートを登るのは早かったようです、もっと登れるようになったら再チャレンジしたい。
各チームの午前中登ったルートまとめ:
・伊三雄/浦野ペア:中央カンテ、観音ルート~一般ルート~紅葉おろし
・塚越/市川ペア:草溝ルート、中央フェース4ピッチ、地蔵右
・中村/中西ペア:観音ルート左(敗退)、観音ルート右
・鈴木/嶋ペア:亀ルート、巨人ルート(人工登攀あり)
みんなすごく意欲的でとっても楽しそう!! 祭り感たっぷり!
午後はペアシャッフルし、各ペアお好みルートで山頂を目指します。
・鈴木/市川ペア:地蔵ルート~十字クラック~権兵衛チムニー~山頂
・塚越/浦野ペア:一般ルート~クーロアール~一般~山頂
・伊三雄/嶋ペア:一般ルート~クーロアール~一般~山頂
・中村/中西ペア(集合時間に遅れたため変更なし):サンドイッチ(敗退)~紅葉おろし、歩いて山頂
ここで伊三雄さんから「一般ルートなら簡単だからリードにトライしてみたら?」とご提案頂く。
午前中はフォローだけだったけれど、せっかくチャレンジさせてもらえるならやってみようと素直にリードにトライする。
1ピッチ目、特に難しい印象もなく、すんなり第一バンドにたどり着くが、支点取りにもたつき、ロープ引き上げも手際が悪い。幸いなことにクライマー渋滞していたので、焦らずに済んだ。
渋滞待ちしている間に中村/中西ペアが懸垂下降してきた。
2ピッチ目、程よい緊張感で登れて楽しい、出口付近が核心でさすがにそこではテンションかけて色々探りつつ何とかクリア!でもその後の支点ポイントまでのひと登りも足場ほぼなく、手で上体あげていくしかないので、荷物背負ってはなかなか辛かった。
3ピッチ目、ちょこっとトラバース。ここは伊三雄さんが2ピッチ目から連続で進む。
4ピッチ目、ほぼ階段状態の長い岩稜歩きで天狗の踊り場へ。階段状態なので、まったく確保無しでズンズン進んでしまいました。
天狗の踊り場からの富士山、そして丹沢山塊がきれいでした!
ここからは踏み跡辿って三つ峠山頂までハイキング、そして山頂で記念撮影(置きカメラ撮影だと富士山が木で隠れてしまったのが残念!)
山頂からは一般登山道で駐車場まで下山。鈴木さんは会議があるから、と山荘付近でZoom会議をしてから20時頃に下山されたのでしたー。
今までリードはジムでしか経験なく、外岩ではトップロープしかできなかった私。
山岳会に入ったおかげてクライミングする機会が増えただけでも嬉しいのに、リード経験をさせてもらえたことがとっても嬉しい。
リードで登ると考えなくてはいけないことも色々あるけど、これから徐々に実践回数を増やしてもっと上達したいー!と思えた1日でした。
ただ、まだクライミングする身体にはほど遠く、1日で全身筋肉痛+腕足は打撲痕と傷だらけになりました…
【2日目】投稿:浦野
朝?3:30 前日に続きおまつりに参加する鈴木先生、嶋さん、私は登山口の駐車場から中央カンテに向かう。ちなみに祭りと言っているが、昨晩からお酒は一滴も口にしていなく、20時就寝、2時半起きというストイックさ◎
4:30 中央カンテ取り付き到着!登攀の準備をしていたところ、あとから同じく中央カンテを登るパーティーが2〜3ほど来られた。あと5分到着が遅れてたら、登るのに30分以上待っていたことだろう💦
1,2ピッチ目(Ⅲ)
易しい階段登りと左上ランペはなんなく突破!リード初心者にはもってこいのルート。
3ピッチ目(Ⅳ+)
ハンド〜フィスト程のクラックに足を捻り入れながら登るとスムーズに登れる。ジャミングが使えればもっと簡単に登れるんだろうなぁ、練習しよ!
4ピッチ目(Ⅴ)
クラック沿いに右上に登っていく。ステミングで徐々に上体を上げながら、ガバのクラックを頼りに登っていく。少しハングしたところはジム的な登りで突破できた。足のホールドも豊富なため登りやすく、いろいろなムーブを使えるから、最終ピッチは左より右に行くルートの方がおもしろい!
中央カンテ終了し、地蔵ルート前で2日目から参加する輝さん、拝原さんと合流。
輝さん、拝原さんは地蔵ルートでアップ。
ここから
輝さん、拝原さん、嶋さんペア
鈴木先生、浦野ペア
に分かれてクライミング。
私は鈴木先生と中央カンテダイレクトと岳2を登った。
中央カンテダイレクト4P(5.10b)
1ピッチ目は岳ルートから登り、2ピッチ目からダイレクト開始。
2ピッチ目(5.10b)
左にトラバースしていくバランシーなルート、ホールドはチョーク跡がしっかりあるから探しやすいが緊張感のあるピッチ。なんとかオンサイト!
3ピッチ目(5.10a)
ランペの左上を登り、小ハングを越えるルート。小ハングのスリル感がたまらない。
4ピッチ目(5.10a)
スラブにハング越えとバリエーション豊富なピッチ。途中から中央カンテと合流。
中央カンテダイレクト終了後、第一バンドまで懸垂下降して岳2に移動。
※本当は岳ルートを登るつもりがいつの間にか岳2を登っていた(おそらくトポの記載が間違っていた)。
岳2 2P(5.11a)
1ピッチ目(5.10a)
スタートのフットホールドが細かい。それを過ぎてしまえばホールドはしっかり持てる、乗れるのですんなり登れる。
2ピッチ目(5.11a)
スラブを登り、左カンテを回り込んだあとにかぶり気味のフェースを登る。岳ルート2ピッチ目(5.10a)だと思い登るがどうも登れず、岳ルートじゃないと確信。岳2の2ピッチ目(5.11a)なら納得と思う。フェースも辛いが、カンテからフェースに回り込むところも少しキツイ。
岳2で核心が登れず精神的にダメージ受けたが、最後にザック背負って(一般ルート〜クーロワール〜)権兵衛チムニーに向かう。
権兵衛チムニー(Ⅳ)
チムニーはあまり経験がなく、しかもザックで登るのは初めて。チムニーに入る前にザックを吊るして登るも、ザックが岩に挟まり登るのに苦戦💦
体全体を突っ張り棒のようにしてなんとか登りきったが、今回は背中と手足しか使えなかった。今後は肘や膝などを使った登りを練習して、クライミングの幅を増やしていきたい。
天狗の踊り場から三ツ峠山頂まで登り、今日のクライミングは終わり。輝さん、拝原さん、嶋さんペアは1時間以上前に登頂しており先に駐車場に向かっていた。
駐車場に着くと着替えを済ませた、爽やかな3人が待っててくれました。大変お待たせしました💦
これにて2日間の三ツ峠まつりパート2は無事に終わり。またやりましょう!!チャンチャン!
コメント