2023.9.30-10.1 伊藤新道+裏銀座縦走

山行報告
  • メンバー M, S
  • 天気 晴れ→曇り→暴風雨→晴れ→曇り 
  • DAY1. 5:50 高瀬ダムー6:50 登山口ー8:15晴嵐荘ー墳湯丘ー9:40 第1吊橋ー12:00 第5吊橋ー13:15 展望台ーかぶり岩ー伊藤新道終了点(分岐)ー15:45 三俣山荘
  • DAY2. 7:30 出発ー8:35 鷲羽岳ー9:05 ワリモ岳ー9:45 水晶小屋10:30ー10:50 東沢乗越ー12:40 野口五郎岳ー15:00 烏帽子小屋15:20 ー16:00 ブナ立(#6 中休み)ー17:45 高瀬ダムー19:00 七倉山荘P(下山)
  • アクセス情報 七倉山荘P〜高瀬ダム(タクシー2400〜2600円/台)*相乗り推奨、運行時刻は季節毎に要確認。https://kanko-omachi.gr.jp/news/83412/
  • 注意事項:伊藤新道はリスクの高いルートの為、入山・入渓前に湯俣山荘(麓側)もしくは三俣山荘(山側)で「通行届」を提出する必要あります。※両山荘で即時連携取っているそうです。

今夏40年ぶりに再開した『伊藤新道』。三俣山荘まで通常2泊かかってしまうため、最短ルートとして開拓された道。『黒部の山賊』を読んだ事のある人ならば、一度は行ってみたいと夢見たことがあるはず… !

沢登り要素もあり、本来ならば誰でも行けるルートではないですが、今夏は水量少なく難易度も低いため、至るところで話題になっており、流行に乗っかってしまった感は否めないが…私たちもロープ&ギア類は持たず、身軽に2日プランで行ってきました。

正面に見えるのは北鎌尾根と独標。この時はそれに気づいてなかったけど…これ以降、北鎌尾根と槍を見れることはなかった。

1日目:林道歩きでウォームアップしつつ晴嵐荘により道したら、石井スポーツ企画山行に来ていた中島健朗くんに遭遇!! 会ってみたい山の有名人トップ2の人だったので、喜びMaxで記念写真撮らせてもらう。テレビで見る通りのゆるふわマイペース感のキャラでした。

中島健郎くんに遭遇♡ ほぼ体型・体格同じだった…

気分はルンルン、お天気も上々。湯俣川へ入渓するも川の色は黒い。写真で見てきた乳白ブルーは何処へ??? なんて思いつつ進むと、墳湯丘到着。足元は温泉で温かい。勢いよく墳湯してる所もいっぱい。時間的余裕があるならば、ここでのんびり野湯を楽しみたいところ…

墳湯丘を過ぎると水色に変化あり、写真で見てきた乳白ブルーに。 ここからは沢登りらしくなり、ガンダム岩へ。なぜガンダム岩なんだろう?と思っていたが、通過後に振り向いてみると腑に落ちた。

ガンダム岩以降は右岸、左岸と渡渉を繰り返す。想像以上に水量は少なく、太もも中間程度の深さだった。ホッチキス足場など打たれていたが、水辺を余裕で歩けてしまう水位に少々物足りなさを感じたのは私だけではないだろう(ホッチキス位置から想像するに、通常より1m以上水位が低いのだと思われる)。

どんどん進むと、目の前には地球外惑星にきた様なワイルドな景観が広がり、見慣れてきた北アルプスのイメージとは異なる景色に適切なことばが思いつかず、ただただ「うわー、すごいー」しか言えない(語彙力欲しい)。

他の惑星みたい、と思ってたら伊藤新道MAPには「火星」と書かれていた。

第五吊橋を通過すると伊藤新道 川エリアは終了。靴を履き替え、森エリアへ。この頃には朝一の青空はなくなり、いつ降り出すか?と思うグレーの雲におおわれる空に変わってしまった。

茶屋まではザレた急登をひたすら登る。硫黄尾根方面は荒涼としてるのに、緑が濃い斜面があったりで不思議な景観が広がる。

晴天ならば、硫黄尾根のすぐ後ろには槍ヶ岳と北鎌尾根が丸見えなんだが…

2,000mを過ぎた辺りから周囲の木々は紅葉。展望台、第二・第一庭園と通過するが、この辺りから疲れが出てペースダウン。かぶり岩からはほぼ水平のトラバースルートだが、小屋までが永遠に感じる長さだった。

鷲羽岳と伊藤新道トラバースルートがちゃんと見える

テント受付時に下山ルート(伊藤新道)を伝えると今夜の雨で増水(雨の降り方次第で1m以上増水)するから他ルート検討した方がいい、と言われた。

雨は18時過ぎから降り始め、夜中〜明け方まで暴風雨。テント通気口から吹き込んだ雨でテントは浸水し、私のシュラフはズブ濡れ、お尻が冷たくて夜中に目が覚めた。


2日目:雨が弱まるのを待ち7:30出発。ガスで真っ白、たまに霰の様な大粒雨が降る中、鷲羽岳→ワリモ岳と進んでいく。悪天候のおかげか、ワリモ岳までに約10羽の雷鳥に遭遇。4羽以上の群れだったし、冬毛に変わり始めたぷっくりしてる姿がとっても可愛かった。

冬毛に変わり始めてる雷鳥、ぷっくりしててかわいい

9:45 水晶小屋到着。 流石に雨濡れで冷えてきたので、ホットココアを飲みながら最終下山ルート相談。竹村新道もしくは裏銀座…2人で意見分かれた為、小屋スタッフに意見を聞き、裏銀座ルートと決まった。強風直撃ルートだが、足場の不安はないので、頑張って耐えるしかない。笑

再スタートしてしばらくすると、雨が止み、みるみる真っ白なガスが抜けていき、紅葉でカラフルに色づいた稜線が広がり始めた!期待していなかっただけにこんな景色見えはじめて気分は爆上がり!

着込んでたレイン上下も暑くなってくる

あれよあれよと青空まできたっ!
谷筋の一番奥に見えてる水面、たぶん黒部湖。

景色楽しみつつ歩いてたら、竹村新道分岐。先行パーティは竹村新道へ進んで行ったが、私たちは更なる強風が待ってる野口五郎岳へ。

野口五郎岳へ登っている最中、赤牛岳方面に広がる紅葉が一番キレイに見え、写真が止まりません。

赤牛岳方面がとにかくキレイ!

野口五郎岳は登頂するも強風すぎ。槍ヶ岳方面の雲が晴れるのを期待したが、全く槍の姿は拝めずの為、ほぼスルーで野口五郎小屋へ。小屋閉め後だったので、軒下でレイン上下を着込んで再度防寒対策。

ここからは登りはもうないはずなので、ペースアップ下山を開始するも、烏帽子岳方面も赤い草紅葉がめちゃくちゃきれいで立ち止まってしまう。

烏帽子岳方面にぐんぐん進むと、高瀬ダムが右手に見えてきた。前日に歩いてた林道はあの辺りか、なんて話しつつこの日のゴールが近づきつつある事が嬉しくなる。

エメラルドグリーンの高瀬ダム

烏帽子小屋までの道中では北アルプスは小屋充実してるんだから、小屋泊の方が絶対いい!なんて話していたけど、ここならテント泊したい♡と思うぐらい、烏帽子小屋のテント場はロケーション良かったです。

裏銀座縦走路が目の前に広がるテント場、ステキ

烏帽子小屋からは特に見どころないブナ立を一気に下り、なんとか日没で暗くなる前にブナ立登山口まで降りきれた。

2時間弱でブナ立降りきれたー! 

とは言え、下山まではまだまだ先は長い…
濁沢の橋を渡り、長いトンネルを抜けてやっと高瀬ダム!

10/1からはタクシー運行時間短縮になる為、さらに七倉山荘までの徒歩続き。陽が沈むとヘッデンありでも闇夜が怖かった。そして、全く進んでる感なく、心折れかけた頃に駐車場に到着。

2日間でフルマラソン以上の距離を歩いたのは、きっと初めてだと思います。分かってはいたが、タフな2日間でしたが、とっても楽しい2日間でもありました。

来年、伊藤新道に行く方には2泊3日、そして小屋泊プランを強くおすすめしたいと思います。私も再訪する機会があれば、間違いなく小屋泊!笑

↓↓ 伊藤新道に行く方はこちらのサイトで水量確認などして情報確認する事をおすすめします ↓↓

復活 伊藤新道 | 北アルプス黒部源流 | 三俣山荘・水晶小屋
伊藤新道は時代のなかで⼀時は地図から消えた道ですが、「伊藤新道復活プロジェクト」として、クラウドファンディングにて支援を募り、吊り橋やタラップの設置を行いました。そして、2023年8月20日(日)に再び伊藤新道が開通します!伊藤新道に訪れる方はご一読ください。

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