2023.9.9~11 槍ヶ岳北鎌尾根

山行報告

・メンバー:シマCL、冨澤(記)

・行程:

1日目 上高地6:20→12:00大曲12:30→13:50水俣乗越→16:00北鎌沢出合(幕営)

2日目 北鎌沢出合4:20→6:40コル→9:30独標周辺→14:50槍ヶ岳山頂→15:30槍ヶ岳山荘テント場(幕営)

3日目 槍ヶ岳山荘テント場5:40→10:20徳沢ロッヂ10:50→12:30上高地

4年前の春に北鎌尾根→槍ヶ岳を目指しましたが、大曲まで行きクタクタになってしまい水俣乗越を越えていく自信がなかったため北鎌尾根を諦めて、槍沢コースで槍ヶ岳初登頂をしました。頂上から雪が被る北鎌尾根を見ていつか行こうと思っていたら、早4年。そろそろ行かないと…と思い、先ずは雪がないときに行ってみようと思い行ってきました。

1日目

前日は雨で、上高地に着いても雲はどんよりしていましたが、天気は好転する予報だったので迷いなく出発。

槍沢ロッジに着いたときには疲れてしまい、また水俣乗越まで行けないのではないか…と思い、槍沢ソーダレモネードを飲んで疲労回復を狙いました。疲労回復にもなったと思いますが、美味しいレモネードで良い気分転換になりました。

大曲から30分程登ると、びしょ濡れになる程の雨が降ってきたため、1つの折り畳み傘に2人で入り雨宿り。20分程すると小雨になり、再び登り出しました。その後、時折小雨が降ってはやむお天気でした。

水俣乗越に着くと大量の虫が歓迎してくれて、休憩できず。

天上沢の急なザレ場は雨が降ったため尻もちをつけばドロドロになってしまうので、絶対にコケたくない…と思いながら慎重に下りました。

長いながい天上沢を下り、北鎌沢出合で幕営。すでに5~6パーティーがいらっしゃいました。

水場は北鎌沢出合から20分程下ったところに湧き出している水場あり。

翌日の水場はないとの情報だったので、この水場で水を確保して翌日に備えました。

2日目

4:20出発。

北鎌沢右俣を見上げるとコルが見えていたため、コルを目指して登っていきました。時折、大きな岩が出てくるのでよじ登りました。踏み跡を辿っていくとドンピシャでコルに到着。

樹林帯を抜けて稜線岩稜歩きになると、シマさんのテンションが回復。

よく晴れ渡り、眺めの良い景色のなか歩くことができました。

踏み跡を辿っていくと、事前情報で覚えていた独標トラバースのフィックス発見。気が付けば、独標を過ぎてしまいました。まっ、今回はいいか、また来たときで、とあっさりと通過。

独標を過ぎると槍ヶ岳。

槍ヶ岳をバックに撮ってもらいました。写真を撮ってもらったYさんとHさんパーティーは、コルの手前から抜きつ抜かれつ休憩を一緒にしつつ、P15辺りからは一緒に行動することが多くなりました。

唯一P13(たぶん)のルーファイに難儀しました。西にも東にも踏み跡があり、これといった良いルートが見つけられず東のザレ場を下ったときに、これは違うと思い、写真左の白い岩場を登り返しました。浮き石ばかりで北鎌一番の緊張したクライミングとなりました。登った先に右の写真の残置を見つけて、尾根通しのルーファイがベストだったように思いました。

徐々に雲が多くなりました。カニのハサミを左に見ました。

左の写真の岩場はクライミング要素が必要だなーと思いました。他に良いルートがあったのかな!?右の写真の最後のチムニーより難しく感じました。

頂上には祠の裏からひょっこり出ることができました。4人とも北鎌初見でしたー!

槍ヶ岳山荘に着くと大雨となりました。雨がやむまで山荘で飲んだり食べたりして過ごし、その後テント場に移動。

3日目

天気が午前中しかもたない予報だったので早々に出発…と言いつつ、5:00出発はできず5:40に下山開始。

徳沢でYさんとHさんと一緒にアイスやピザを食べて最後の談話。

その後、上高地で自分へのご褒美に五千尺のビーフシチューを買って帰宅。ホロホロ肉の美味しいビーフシチューでした。

今回、体力が尽きたらどうしよう、ルーファイができるのか、岩を登れなかったら…と心配していましたが、これまでの山行経験が培われていることを感じました。また、あれこれ考えを巡らせて情報を取り寄せ準備をしてくれたシマさんに心から感謝です。

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