2023.10.28 谷川岳・マチガ沢 東南稜

山行報告
  • メンバー:テルCL、H島SL、U野、センセイ、H田、S
  • 天気:曇り、時々晴れ間、のちに雨
  • 行程:4:25 指導センター〜4:45 巌剛新道登山口〜5:35 第一見晴台〜9:00 東南稜取付き〜9:20 1P〜9:50 2P 〜10:20 3P〜 10:50 4P前半〜11:20 4P後半 〜11:45 小ピーク(後続チーム待ち)13:15 〜 13:35 谷川岳(トマの耳)〜 15:00 天神平LW
  • ギア類/チーム単位:ダブルロープ50m×2、カム1セット(#0.2〜#3)、ナッツ1セット?、アルヌン5-6本、スリング60・120×2・180、ハーケン・ハンマー(未使用)
  • 靴は沢靴(ラバー)がおすすめ。元13クライマーは沢靴でクライミングも終わらせた…(やっぱり、すごいなー)

テルさん企画、月例山行。

天気予報はイマイチ、転進先なども相談したが、CL判断で予定通り続行。天気崩れを懸念し、素早い行動をする為、パーティ分けは前泊組と深夜発組で3:3にし、ギアも減らして出発。

見晴台に到着するとうっすら明るくなってきて、マチガ沢が見えてくる。谷筋の白岩と周囲の草紅葉のコントラストが印象的、悪天候予報にテンション低めスタートだったが、ここに来て気分が上がる。

見晴台からのマチガ沢

しばらくは楽しく、快適な沢登りが続く。

連瀑帯に到着。前泊組は迷わず滝横を登攀するも、深夜組は巻いた方が早いのでは?と右岸から巻きを試みたものの、逆層地帯でホールドも悪く時間をロス。結局、滝登攀がめちゃ早だったので、迷いなく登攀したメンバーを待たせる結果となり大反省。

絶対にちゃぽんしたくないけど、めっちゃ綺麗な雪解け水のある淵を登ったり、楽しい沢登りは続く。

CL, あえて滑るゾーン進んでる??

振り返ると眼下には草紅葉の景色。お天気も予報通りに晴れ間(擬似晴天?)が見えてきて、草紅葉がとってもキレイ。

久々の山に幸せを噛み締めるセンセイと草紅葉

晴れ間は束の間。沢を登りつめていくにつれ周囲にガスが増え、取付き到着する頃には真っ白で1P目もよく見えないが、準備整った深夜組より登攀開始。

1P 30m IV+、H田リード。凹角からハング下を右上。染み出しや草が生えた滑りやすいスラブを登る。染み出しの激しいルンゼみたいな凹角脇に出て終了。スラブからの抜け口がめちゃくちゃ滑っていやらしい…残置スリングも濡れ濡れで臭そう。触りたくなったがフォローでもA0した。

2P 30m IV、前半Sリード。スラブを右にトラバース、ここも短いけれど滑りそうで恐る恐る進み、リーチを活かしてなんとかリードもこなせたが、クラックが私にはさっぱり分からず、草付き地帯を登ったが、続く2人からバチ効きするハンドクラックあるよ、と言われ、クラックを見極められる目がないことを改めて実感する。

2P後半、センセイリード。バンドからリッジに出るが、リッジを左に巻く瞬間が高度感あり、一瞬だけどピリッとした。

3P 40m III、リッジ前半Sリード。中間支点も取りやすく、楽しく登れる。

3Pリッジ後半、H田リード。前半終了点からのリッジ移動がなかなかスリリング。長身の私でも足の長さギリギリだった笑 小ピークまでは灌木などしかなく、NP力が必要だなーと、フォローで登って回収しつつ学ぶ。

小ピークで登攀終了。雨降る前に登攀終わってホッとすると共に、予想より天気が良く、景色を楽しみつつクライミングできて大満足。

後続チーム待ち中に見た景色、東尾根かな?

13時過ぎから一気に気温が下がり始め、周囲も真っ白になってきた頃、後続チームが小ピーク到着。

ホットティーで身体を温めてもらい、少ししたら全員で谷川岳登頂。

霧雨の中、谷川岳登頂!

天神平に下り始めると雨は止んだが、ロープウェイまであと少しって頃に大粒雨で本降りとなったものの、ロープウェイ下に広がる紅葉はベストタイミングだったみたいで、見下す紅葉を楽しみつつ無事下山。

ロープウェイ下に広がる紅葉がめちゃ綺麗!

初めての谷川岳アルパイン、マチガ沢東南稜は初心者でもストレスなく、クライミングを楽しめるルートでした。

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